#名台詞かるた これが生だったのか ならばよし もういちど！ ドイツの哲学者ニーチェの「ツァラトゥストラはこう言った」の中の言葉。嫌なことや辛い事があっても現在の一瞬を素晴らしいと思えると「もう一度やってやる！」と前向きな覚悟がうまれます。ニーチェはこれを「永遠回帰」と言っています pic.x.com/GObN3caHnL

#名台詞かるた ごん おまいだったのか 新美南吉の童話「ごんぎつね」。 小狐のごんは、自分のしたイタズラを反省し、母を亡くした兵十に栗や松茸を届けていました。しかし兵十は、ごんがまたイタズラをしに来たと思って火縄銃で撃ってしまいます。勘違いだとわかった兵十が後悔とともに言った言葉。 pic.x.com/8tHRUDrWin

#名台詞かるた この辺りの 者でござる 多くの狂言は、この台詞で始まります。時代も場所も特定せず、主人公はどこの誰でもないというこの言葉には、地位の違いはもちろん、人間以外の動物や植物までをも同列に見る、古来日本の精神性が表れています。お腹から声を出して言ってみましょう。 pic.x.com/NfSwpMwyYD

#名台詞かるた 「幸福」がきたら ためらわず 前髪をつかめ！ レオナルド・ダ・ヴィンチの手記にある言葉。このあと「うしろは禿げているからね」と続きます。 幸福の神様は前髪しかないので、訪れたチャンスは迷わずすぐにつかんだ方がいいという意味です。 pic.x.com/YdWIststec

#名台詞かるた こいつァ春から 縁起がいいわぇ 河竹黙阿弥の歌舞伎「三人吉三廓初賈」で、偶然大金を手にして喜ぶ場面の台詞です。テレビでは「うれしやかぶき」という歌にして「月も朧に白魚の　篝もかすむ春の空　ほんに今夜は節分か　思いがけねえこの百両」の後に続けています。 pic.x.com/G7w6bFlw8H

#名台詞かるた 苦悩をつきぬけて　 歓喜にいたれ ドイツの作曲家ベートーヴェンが書いた手紙の中の言葉。ベートーヴェンは耳が聞こえなくなってもすばらしい音楽を作り続けました。悩みや苦しみという暗いトンネルを抜けてこそ、その先にある光に出あえるのだと、勇気づけてくれる言葉です♪ pic.x.com/QoGVxE53K1

#名台詞かるた 義を見て為ざるは 勇無き也 中国の儒学の祖である孔子の教えをまとめた「論語」の中の言葉。 「義」とは、道理にかなった正しいこと。勇気をもって正しい行動をするのが大事であり、「なすべきことをしないのは勇気がない」という意味です。 pic.x.com/9GDFyZ4j51

#名台詞かるた きれいはきたない きたないはきれい シェイクスピアの「マクベス」で魔女が言う台詞。わかりやすい見た目を鵜呑みにしないという教訓でもある。 シェイクスピアの喜劇を翻案した「まちがいの狂言」では「ややこしや　ややこしや　わたしがそなたで　そなたがわたし」と謳っています。 pic.x.com/bs2pmLysNL

#名台詞かるた 思へば遠く 来たもんだ #中原中也　の詩「頑是ない歌」の冒頭。 「十二の冬のあの夕べ　港の空に鳴り響いた　汽笛の湯気は今いづこ」と、七五調の言葉が続きます。 人生を振り返った言葉です。 「ゆあーん　ゆよーん　ゆやゆよん」の「サーカス」も中也の詩です。 pic.x.com/SBJGpcTX2b

#名台詞かるた　 己が身は この国の人にもあらず 月の都の人なり 日本最古の物語と言われている「竹取物語」で、かぐや姫が、お世話になったおじいさんとおばあさんに別れを告げるときに言う台詞。「月の都の人」という言い回しはロマンチックです🌕 pic.x.com/fmyuqDC4nJ

#名台詞かるた おもしろき こともなき世を おもしろく 幕末の長州藩士・高杉晋作の句。野村望東尼が「すみなすものは心なりけり」と下の句を続けたとされています。晋作は討幕に大きく貢献し幕末の志士の中でも人気がありますが、大政奉還を前に亡くなりました。人生を面白くするのは自分自身！ pic.x.com/dmcabiz7xs

#名台詞かるた 遅かりし 由良之助 歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に由来しています。「忠臣蔵」は主君の敵を討とうと家臣が力を合わせる物語。待ちかねた主君の前に、家臣の由良之助がやっと到着した場面の台詞が人気となり、一般の人に使われてこの言葉になったようです。 pic.x.com/tmjyzgahik

#名台詞かるた おゝロミオロミオ！ 何故卿（おまえ）は ロミオぢゃ！ シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の台詞。 敵同士の家の二人、好きでも結婚できません。坪内逍遙による文語調の訳が有名に。 pic.x.com/x2qjvhmhzj

#名台詞かるた おうい雲よ ゆうゆうと馬鹿に のんきさうぢゃないか 「雲」という、山村暮鳥の詩集の中の一節。「どこまでゆくんだ　ずつと磐城平の方までゆくんか」と続きます。磐城平は福島県いわき市で、暮鳥が住んだところ。 pic.x.com/uxqah7mux8

#名台詞かるた 王様の耳は ロバの耳 ギリシャ神話の物語で、イソップ寓話としても知られています。 ミダース王はアポロン神にロバの耳にされ、王の理髪師はその秘密を知ってしまいます。黙っていられない理髪師は、地面に穴を掘って・・・ pic.x.com/vvr4rypi4w

#名台詞かるた 江戸っ子だってねぇ 神田の生まれよ 浪曲「森の石松三十石船道中」の一場面。清水次郎長の子分・石松は、旅人が次郎長の噂をしているのを耳にし、1番の子分として自分の名を出してもらいたくて「飲みねぇ、食いねぇ」と酒や寿司をすすめます。 pic.x.com/ruxg3wzoyd

#名台詞かるた エエままよ たびのはぢは かきすてだ 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の台詞。お伊勢参りに出た弥次郎兵衛と喜多八は格好をつけて手ぬぐいをかぶっていましたが、よく見たら手ぬぐいではなく、ふんどし！旅で会う人はその時限りだからいい、と開き直った台詞。 pic.x.com/qhs884wjvr

#名台詞かるた 牛になる事は どうしても必要です 夏目漱石が門下生である芥川龍之介と久米正雄に宛てて書いた手紙の一文。焦らずゆっくり、志をもってがんばりなさいと諭しています。 漱石は「木曜会」を開き、多くの弟子を育てました。 pic.x.com/zo9jt5qozo

#名台詞かるた いざ来いっ　武蔵！ 　 小次郎っ　負けたり！ 吉川英治の小説では、小次郎が刀の鞘を投げ捨てたのを見た武蔵が、それを利用して小次郎にプレッシャーをかけるべく、戦う前に「負けたり！」と言って動転させた様子が描かれています。 pic.x.com/0asag4qeyi

#名台詞かるた あれは巨人じゃねぇ 風車だ だまらっしゃい！ サンチョ！ スペインのセルバンテスの小説「ドン・キホーテ」の中の台詞。 完成度の高さから世界中に影響を与え、近代小説の基になりました。 現実的なサンチョと思い込みの中で生きるドン・キホーテの会話を楽しんでみましょう。 pic.x.com/nvb3rqggb9

#宮澤賢治 木版歌留多が終わってしまったので、#名台詞かるた　 監修は斎藤孝さんです。先ずは ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ 宮澤賢治の詩「雨ニモマケズ」の最後の一節。亡くなった後に見つかった手帳に書き残されていたものです。 #かるた蒐集 pic.x.com/7s9msu3yeu