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#過去読了 shoshiyamada.jp/ll.html 詩的なものは言語の内側にある。貝殻に包まれた生き物のように。詩的なものは言語の外側にある。生物の突起や、感覚器官のように。こうして言語をたえず裏返す。外から見ては、内から見返す。言語は消耗される。やがて言語はなくなってしまう。詩的消耗。 #...
#過去読了 amzn.to/3SYobhk おれたちが、こんな空の色をしっかりうけとめることのできるのは、せいぜい戦争映画のなかだけでなんだからな。死ぬまで人の男を殺す機会にもめぐまれない若者にはもったいない空の色というべきだろう。しかしそれはおれの責任ではないのだ。 #読書メモ
ロレンス・ダレル/アヴィニョン五重奏 1 #過去読了 amzn.to/37CPAiW それはどれほど前のことだっただろう。そして今なお、薄れることなく新鮮なのだ。エジプトに関するすべてがそうだった――そして僕たちはどこに行っても、かくも長きにわたり、その蜃気楼を記憶のなかに留めてきた。 ...
シェイクスピア/ジュリアス・シーザー #過去読了 amzn.to/3lc8FAJ ああいうたぐいの男は、自分より 偉大な人物を見ると心おだやかでいられない、 だから非常に危険なのだ。お前に言っておきたいのは、 私が何を恐れるかではなく、何を恐れるべきか、だ。 #読書メモ
島田荘司/御手洗潔の挨拶 #過去読了 amzn.to/4cCjsLC 「誰かを殺すということは、君自身の人生も殺すということだ。そんなバカ社長に、君の人生をひきかえにするほどの価値があったろうか」 #読書メモ
エーリッヒ・フロム/愛するということ #過去読了 amzn.to/38sEiiw つよい不安と孤独感にさいなまれて休みなく仕事に駆り立てられる人もいれば、野心や金銭欲から仕事に没頭する人もいる。どちらの人も情熱の収隷になっており、彼の話動は、能動的に見えてじつは「受動的」である。 #読...
#過去読了 amzn.to/3yu0OU3 時間と空間の広がりのなかで、歴史は限界のない海のようなもの、人間とはその海の表面のようなもの。そしてそ の総体は国や風土や地球の動揺から、大いなる原初の源から、それらに対する民族のおぼろげな反応から作られ る。それは絶えず揺れている揺りかごの...
ヘーゲル/哲学史講義Ⅲ #過去読了 amzn.to/2YbpEtD 人の道と幸福との結合は、近代においても大きな問題と見なされている。人の道にかなった生きかたが本当に幸福をもたらすか否か、幸福の概念は道の概念にふくまれるか否か、という問いがそれです。 #読書メモ
佐々木中/アナレクタ2 この日々を歌い交わす #過去読了 amzn.to/3qGqVSx T・S・エリオットは彼らしい太々しさで「詩における意味は、それによって読者を油断させてその隙に本質的なものを相手に忍び込ませるものだ」と言った。 #読書メモ
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ/シャンタラム 中 #過去読了 amzn.to/3P0XisG 私たちが生きつづけているのは、愛することができるからであり、私たちが愛するのは赦すことができるからだ。 #読書メモ
#過去読了 amzn.to/3vHNAW1 彼の視線が機械的にテーブルに向けられた。そこには買ったばかりのミツキェーヴィチが置かれていた。 〈一体何通読んだことか!⋯⋯〉──彼は本を手に取りながら嘆息した。 自然に開いた頁を、ヴィクルスキは読んだ── 〈僕は起き上り、駆け、嘗て貴女の冷...
ディクスン・カー/四つの凶器 #過去読了 amzn.to/3jtKSxl そんなわけでリチャード・カーティスが所内へ持ちこんだ白昼夢の数々ときたら、顧客のどぎもを抜きかねなかった。表向きはまじめそうでも、脳内妄想全開だ。 #読書メモ
ジュネ/アルベルト・ジャコメッティのアトリエ #過去読了 amzn.to/3H3R3y5 かくして私は、レンブラントが鉛筆描きした街を、一人一人の人が、一つ一つの物が、そこでは造型的な美しさなどとはかけ離れた真実において捉えられている街を通っていくことになる。 #読書メモ
【アイリッシュ(ウールリッチ)の作品】#過去読了 『幻の女』 「夜は若く、彼も若かったが……」 妻殺しの容疑をかけられた。 自分のアリバイを証明してくれるのは、夜に出会ったオレンジ色の帽子の女性のみ。 親友が彼女を見つけてくれれば…… 迫りくる死刑執行日。これがサスペンスか。… pic.x.com/EsuRYKSsVC
【アイリッシュの作品】#過去読了 「晩餐後の物語」 エレベーターが墜落した! 死亡者は2名。自分たちは救助されたけど…… 青年の心臓に、弾丸がめりこんでいた? あの状況で、殺人が起きたってこと? 生還者6人で晩餐。唐突な死刑宣告、迫りくる時間…… 父親の裁き、容赦なし!… pic.x.com/5JmGfto8cd
大竹伸朗/見えない音、聴こえない絵 #過去読了 amzn.to/3T47rFy 一瞬で消え去るあやうい出来事、「消去」に限りなく近い取るに足らぬ物事、結構そんな所に人の中にある「衝動」への不可欠な回路がつながっているのかもしれない。 #読書メモ
佐川恭一/就活闘争20XX #過去読了 amzn.to/3VOEstK かつては時計の秒針が動くのを見ていると、自分の死がどんどん迫っているような気がしたものだった。腕時計もこれまで試験以外で使ったことはない。自分の命の残量が減るところを、視覚的に見たくなかったのだ。 #読書メモ
#過去読了 amzn.to/2YbpEtD 人間は自然の状態にとどまってはならない。自然はもともと悪であり、神の似姿たる人間は、この世にあるときにたまたま自然にとらわれるにすぎない。人間は本来のすがたに帰らねばならず、そのために、この世での自然状態は破棄されねばならない。これがキリス...
#過去読了 amzn.to/3XdDbgp パリの女というものはこれほどまでに外見をつくろうものなのか。かまうものか! 外見はおれを愛している、その外見を享楽すればいいんだ。ほんとに、何という美しさだ! おれの大好きなあの大きた青い眼、間近かで見るとき、そしてよくやるように、おれの顔を...
阿部和重/ピストルズ #過去読了 amzn.to/3UFhqEr 人間にとっての最悪の恐怖とは、自分自身の内面にこそ起因するものであり、物理的にはタッチし得ず、コントロールのできない想念の暴走によってこそ生ずるのだ #読書メモ
シェイクスピア/ロミオとジュリエット #過去読了 amzn.to/3yECi3c 憎い敵は、あなたの名前だけ、 モンタギューでなくてもあなたはあなた。 モンタギューってなに? 手でもない足でもない 腕でも顔でもない、人の体のどの部分でもない。ああ、何か別の名前にして! #読書メモ
ドストエフスキー/虐げられた人びと #過去読了 amzn.to/493EvFc 「身のまわりで起っていることがだんだん分ってくるし、忘れられなくなる。どんなに打ちのめされた屑のような人間でも、やはり人間であり、私の兄弟だということが、はっきり分ってくる!」 #読書メモ
#過去読了 amzn.to/3AvCn8g 理性の限界についてのみ語る人は、精神にむかって嘘をついています。というのも、無限で、普遍的で、自分の声を聞き取る精神は、自己を限定や限界や有限性そのもののうちに聞き取るのでも、それらと関係をもつのでもなく、自己を自己のうちに、自己の無限性の...
吉田健一/東西文学論 #過去読了 amzn.to/3EeUQZy 外國文學に感心することから出発したのはいいが、感心するのはまだ距離があることであり、それはその対象に影響されるのではなく依存してゐることになる。影響されるといふのは、對象を自分のものにすることである。 #読書メモ
ヘーゲル/哲学史講義Ⅱ #過去読了 amzn.to/2VKnBeG 真の理想は実現されるべきものではなく、現実そのものであり、唯一の現実である、そのことが第一に信じられねばなりません。ある理念が、実現するには立派にすぎるとすれば、それは理念そのものに至らないところがある。 #読書メモ
#過去読了 amzn.to/3lPnIiS 観音という名は、苦悩する民衆が苦難からの助けを求めるとき、その音声を聞いて即座に民衆の苦難を救済するところから、観音という名があるのだということである。観音とはまさに悩める人間の救済者にほかならない。しかも、観音は彼を求める人にふさわしい姿...
#過去読了 amzn.to/3tBFE58 ダサいように見えて、実は、本当にかっこワルイ。いや、文字どおり、ダサカッコワルイのです。実はかっこいい、というような生易しさはありません。このダサカッコワルイところに、知覚できないが存在する外部を生きること、天然知能、のヒントがあります。 ...
ドストエフスキー/賭博者 #過去読了 amzn.to/3Gexypy わたしの見ている前で一人のフランス人は、三万フランに及ぶ金を儲け、それから負けてしまったが、いささかの動揺も示さず、楽しそうだった。真のジェントルマンは、たとえ自分の全財産をすってしまっても、動揺してはならないのだ。...
#過去読了 amzn.to/3umKR3D これまで彼は美とはなにかを知らなかった。なぜなら、彼の年齢にあって芸術はなんの意味も持たなかったし、結局それについてはなにも知らなかったも同然だったからだ。なんと言っても芸術などというものは、自由な空気の 中で育った人間にとっては、ある年齢...
#過去読了 amzn.to/4b1DZcF あの女が庭の噴水で水を浴びているのを見かけたのです。アプロディテが生まれたという水の泡にかけて誓いますが、夜明けの光があの女のからだを貫いてさしていました。日が昇れば朝焼けが溶けるように、あの女も光の中で溶けてしまうのではないかと思ったくら...
#過去読了 amzn.to/3boPQoM 計画外の列車に乗って早く着いたつもりで得意になっていると、旅運の神々の逆鱗に触れ、予期せぬ事故が起こるかもしれない。初めから乗ろうと思っていた列車に事故が起こったなら仕方ないが、早い列車に乗ったために余計な事故に遭うのは、すべてが自分の責任...