公開シンポジウム「婚姻は、いかなる意味で、どこまで「契約」なのか―歴史・比較・展望―」｜日本学術会議 scj.go.jp/ja/event/2024/… #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

明治8年通達以前として 尊属殺人の加害者として取り扱うために、妾を実質的な配偶者とみなしたことがある。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

同性婚は、この10年来大学や研究の場で議論ができる状況にない。なぜなら、同性婚の是非についてはすでに意見が分かれるところになく、否定的な意見を挙げられる人がいない。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

齋藤さん：シラバスで釣って、池田さんのような議論をする授業なのかも。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり （でも全然そういう授業じゃなかったんです）

質問：九州大学で行われた「婚学」についてどう思うか？ 齋藤さん：シラバスを見ただけでは実際がわからないが、ここを入り口に婚姻について考えることになるかも。 池田さん：学生がきちんと発展させることができると期待 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

「婚姻に対する標準約款」を整備してみるなど #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり めっちゃわかる

コメント 齊藤　笑美子（ジェンダー法政策研究所パリ支部長） #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり 質問書いていたらtsudaりそびれました…

婚姻の契約化の方向性に賛同するときにも、国家が関与すべき領域として残るのが、ケア関係の規律と公的承認のニーズ。 ④別制度の併設？ 法的効果群の提供」という国家サービスの存在を無視できない。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

③婚姻廃止 （1）非-法制化？ 現行制度や規範をどうするかという問題がある。 （2）契約化 親密な人的結合intimate associationとしての家族＝個人化、多元性の擁護 交渉力格差の是正という問題（契約法一般に通じる問題）#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

婚姻法の未来：契約化論を受けて ①現状維持 ②婚姻改革 質的、量的な拡大・縮小あるいは刷新の試み。各種の婚姻障害の是非 「法的効果の一括販売」の是非→ばら売り、アラカルト方式、契約化 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

現代世界における 結婚と生殖と性愛の分離」の進行 親密な関係とは？ 性愛関係、ケア関係、友愛……。 人数、性別、年齢差、種→法はそれら様々な関係にどのように対応すべきか？ #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

戦後家族法改革＝「家制度」の廃止、民法から「家族」定義規定の削除→「家族」に代えて婚姻が民法（家族法）の一応の中心に。しかし、家族内の「弱者」保護機能という点において弱い #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

1. 強くて弱い婚姻：現代 西洋」との粗雑な対比 2. 親密な関係の諸相 3. 婚姻法の未来：契約化論を受けて #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

婚姻制度の廃止論、とりわけ婚姻の契約化論の可能性と限界。国家の役割としてのケア関係への保障（サポートと承認）。婚姻制度をより開かれたものとしていくこと＋婚姻以外の制度を併設していくこと。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

婚姻の契約化と婚姻廃止論：婚姻法と親子法の幸せな「離婚」は可能か 池田　弘乃（山形大学人文社会科学部教授） #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

近代においては、法の中のズレ、法と社会とのズレが存在していた。 法のズレ ・「近代法」的でない様々な制約 ・それによる事実婚 法と社会のズレ ・習俗、慣行が実質的な法として機能 ・自由意志より「家」の合意 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

婿入婚、一時妻訪婚…若者集団の中で夜這いにより双方の合意形成。親の同意を必要とすることもあるが、基本的に両者の合意を尊重 嫁入婚…村外婚が前提、当事者同士の合意よりも家が中心となり、「自由意志の契約」ではなかった。　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

明治期における法制定の経過：個々の法律の組み合わせと疑義照会通達による慣行法としての要素が強い 妻妾制の容認から民法上の廃止、実質的には嫡妻、庶子として同一戸籍に入ることも。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

近代における「契約としての婚姻」―法と社会との乖離の観点から 田巻　帝子（新潟大学法学部教授） #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

ムスリム移民の西洋社会への流入；多文化主義と西洋の基本的価値・人権規範との相剋 宗教上の儀式と民事婚の効力 児童婚禁止：ドイツ連邦憲法裁判所2023年2月1日判決 イスラム法系で成立した一夫多妻婚やタラーク離婚の効力 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・父が婚姻中も離婚後も親権者（後見人）；子が7歳まで母の監護権（エジプト等は15歳まで）　→ イスラムの宗教及び伝統；「契約」＝夫の恣意となりかねない #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・親子関係も婚姻単位；嫡出子・非嫡出子を厳格に区別；非嫡出子は任意認知のみ（×強制認知） ・養子縁組は禁止（チュニジア以外）；里親制度（カファラ）のみ #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・夫の一方的宣言による「タラーク離婚」 妻からの離婚は限定的（妻の嫁資放棄[クラ離婚]，夫の事前の離婚許可[ムバラット離婚]；妻による裁判上の請求は限定[ファスク離婚]；ただしチュニジアは端的に女性からの離婚請求を認める）#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・伝統的に方式自由　20世紀半ばまで一般に司祭（イ マームやムラー）が関与；モスクや自宅で挙行し、宴で公示 ・婚姻登録制度の導入（チュニジア，エジプト，イラン等）；宗教上有効でも，重婚等は登録拒否されうる　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・児童婚も認める（ただし身体的・精神的成熟性を要件とする法制も） ・妻は4人まで＝一夫多妻婚（チュニジアやトルコは廃止）　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

イスラム法では，伝統的家族観が存続；中近東諸国では各人が帰依する宗教の法を属人法として適用（レバノンは宗教組織が専権的に決定；その他の国々ではイスラム法を国家化かつ近代化） ・イスラム法上の婚姻＝「民事契約」 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

親子関係の「契約化」代理懐胎の拡大⇔ 非倫理性・反公序性のため禁止 「パッチワーク家族」離婚及び非婚カップルの増加；嫡出子の区別撤廃（父性推定では区別あり） 共同親権　継親の監護権を認める法制　親を4人まで認める例も　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

EU法上の人の自由移動との整合性（欧州司法裁判所2018年6月5日コーマン事件判決；ルーマニアは，ベルギーでのルーマニア人・米国人男性の同性婚の承認義務なし；行政登録のみ）　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

西洋法における「契約化」 西洋では，婚姻法に限らず，家族法全般で「契約化」が進行（ただし国家が弱者保護に配慮） ・1970年以降にカトリック諸国も離婚導入 ・同性婚・同性パートナーシップ制度の導入EU東欧6ヶ国は否定） #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

イスラム法：婚姻＝「民事契約」（伝統的には妻の後見人と夫との合意）として契約法規範に服する； 原則として継続的関係（ただし期間限定の婚姻も可）；一夫多妻婚も可 → 伝統的家族観：法発展は限定的；中近東では徐々に近代化も　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

・西洋法：カトリックは婚姻＝秘跡，非解消主義；排他的関係と一夫一婦制 プロテスタントは婚姻≠秘跡，ただし神聖性は肯定 → 18世紀以降，国家が教会から独立して完成 ＝「民事契約」としての婚姻（国家法、裁判所の統制）　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

西谷報告　婚姻の契約性をめぐる西洋とイスラムの位相―比較法及び国際私法の視点から―」西谷　祐子（京都大学大学院法学研究科教授）#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

現代の契約概念との齟齬 歴史的には、婚姻の契約化は必ずしも私事化を意味しない 前近代においては、契約であることが公的規制の根拠に #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

「婚姻＝契約論」は、婚姻の成⽴要件や婚姻締結の⽅式に関わるもののみに限定され、離婚は認められず、婚姻の有効性・効果に関して広範に規制を受けた　#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

契約の意味は、 中世カトリック教会の秘跡・契約論では：婚姻の成⽴に関して、諾成契約の意味での契約的性格が際⽴つ トリエント公会議の社会的契約論では：諾成契約としての性格は後景化、「制度」への接近 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

「秘跡から契約へ」[Witte 2012][ウィッテ 2008]によると、過去 1000 年の⻄洋婚姻法の基本動向は、「教会法規範と教会的構造を優先する秘跡モデルから、私的選択と契約による拘束を優先する契約論モデルへの動き」とされている。#婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

中世教会法における婚姻と契約 川島　翔（九州大学大学院法学研究院准教授） #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

第1部の最後には、ジェンダー法政策研究所パリ支部長の斎藤氏からコメントをもらう。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり

池田報告では、「婚姻廃止論」を取り上げる。法哲学において、特に若手研究者には婚姻廃止論を論じる人も多い。 #婚姻と契約　#婚姻はいかなる意味でどこまで契約なのか　#tsudaり