実はラ・マーはこの頃、薬物中毒に苦しんでいました。そのためルイス・B・メイヤーに契約を切られてしまい、ファースト・ナショナルに移って再起を賭けたのがこの『白蛾は舞う』だったのです 自ら脚本を書き、名匠トゥルヌールの制作監督で主演したのでした pic.twitter.com/uoyzR3Ya6y

一方でこんなショットも ドイツ表現主義映画風、と言うかヒッチコック的ショット。もちろんヒッチよりトゥルヌールのこの作品の方が先んじています pic.twitter.com/WrOn1CWT69

トゥルヌールは絵画的画面構成の巧さに定評ある名匠。しかしこうして見てみると、平面的な画ではなく照明を駆使した奥行きある画面だとわかります。彼の作品が非常に上質に感じられるのは、これがゆえか 本作の撮影はアーサー・L・トッド pic.twitter.com/FDolXIRefa

『白蛾は舞う』The White Moth 妖艶な舞姫に近づく男達。彼らは何かしらの理由をつけ自己の優位を保とうとするが、ただ魔力に屈したのだという事実にやがて気づくだろう。だがその真意は、舞う「白蛾」に何の関係があろう… 主演：バーバラ・ラ・マー 監督：モーリス・トゥルヌール 1924年5月11日公開 pic.twitter.com/NiH6EtX7CX