万事快調（1972） ジガ・ヴェルトフ集団（ジャン＝リュック・ゴダール、ジャン＝ピエール・ゴラン） ジガ・ヴェルトフ集団唯一の商業映画。イヴ・モンタン演じる映画監督とジェーン・フォンダ演じる放送記者の夫妻が工場のストに巻き込まれる筋書きだが後半は夫婦仲の議論中心という変な映画だった。 pic.twitter.com/JgOhuQTTNW

久しぶりにゴダールの『万事快調』を観たらギャグ映画すぎて拍子抜けした

そもそも「万事快調」というタイトル自体がゴダールの映画からの引用みたい。ゴダール…「気狂いピエロ」くらいしか知らねえな。 と、そうやってイマの固有名詞が多すぎるせいで後世に残る「名作」ではないかもしれないんだけど、間違いなく"今"読むべき勢いのある作品かと。

たとえば消費社会批判についても、ヨーロッパではジガ・ヴェルトフ集団の映画『万事快調』や、ドルゥーズ／ガタリやネグリの理論にみられるような資本の論理の身体化に対する批判が出て来ましたが、日本では「第三世界からの収奪」を言い立て、禁欲主義と滅私奉公を奨励するという低次元のものです。