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こんにちは。14-21時、開店いたします。 朔太郎忌だった昨日、近代詩を想うまま今日は周辺の本を出して始まりです。『猫町』私論や口語自由詩論。あるいは朔太郎と親交のあった詩人たちや同時代に生きた詩人による詩集など。石川近代文学全集からは犀星や多田不二はじめ近代詩の歌々が聞こえてきます。 pic.twitter.com/QmDlvnl8BB
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… 萩原さんは死の瞬間まで意識もはつきりして居られ「今日の睡眠薬は効くのが遅いな」といひながら時計の針を凝視めたまゝ永遠の眠りにつかれたさうである。…… 多田不二「萩原さんの思ひ出から」 『文藝世紀』1942.7
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孫引きになってしまうのですが、この話題を見掛けたのは笠森勇『犀星と周辺の文学者』(北國新聞社、2008)の「丸山薫」の項です。丸山曰く、仲裁に入ったのは多田不二だったといいます。多田は犀星の早くからの友人で「感情」の同人です。
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1915(大正4)年5月8日、金澤駅正午着の列車で室生犀星を訪問。 車中で懐中時計を落す。駅頭に犀星、多田不二が出迎えた。二等車から朔太郎は赤い房のついた薄鼠色の土耳古帽をやや阿彌陀にかぶり、荒い格子縞の洋服姿で降り立つ。西町の松籟館に泊る。
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… 新緑の頃に萩原氏が金沢へやつて来ました。室生氏と私とが歩廊に立つてゐるとトルコ帽被つて瀟洒(いき)な薄茶色の洋服を着た萩原氏がにこにこ微笑しながら二等車から出て来ました。おつとりとして上品な、理智の勝れた人だと直感しました。…… 多田不二「萩原氏と室生氏」 pic.twitter.com/nXKRX3cMUQ