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アカアシ家は祖父母と3世代同居してて欲しいと勝手に思ってるんですけど、ひとりっ子だった幼きケイジくんの遊び相手はお祖父ちゃんで、将棋崩しとかしてて欲しい。 成長したケイジくんと対局してはじめて負けた日には感慨深くて指了図を記録して残してたりしないかな。
悟くんケイジくんの「足速い」に引っかかってたので運動神経悪いの結構気にしてそうだな〜。男子のほうがより低学年ほど体動かす遊びをしてる感じがあるので小さいころ同性との遊びについていけなくて困ったことありそう。
最近はトラメ×こむぎとか大福×こむぎとか、いろはちゃんに作品のスポットが当たったことで着実に姉妹のように仲良くなったユキ×こむぎのわちゃわちゃが好きですねありがとうございます.......こむぎかわいいね..........あとケイジくん×こむぎもあるね...そうだね...かっこいいからねケイジくん...
さっきは彼の背中に手を回すことは出来なかったけど、ケイジくんのおかげで不安が取り除かれた今、そろりそろりと彼のシャツを握りしめる。 「泣かせちゃってごめん…、これからは〇〇のことをもっと大切にするし言葉でも態度でも伝えていく」 「…うん、」
頬に触れるあの金属の温度が心地よくてツンと鼻を刺激していく。 その久しぶりの感覚に堪えていた涙が堰を切ったようにぽろぽろと溢れはじめて彼の手のひらをどんどん濡らしていく。 ケイジくんの空いていた手が背中に回ってゆっくりと抱き締められる。
彼の右手にある指輪がゆっくりと左手薬指にあてがわれて元あった位置へと収まっていく。 またぽたりと頬に落ちた涙に視線を向けたケイジくんはまるで宝物に触れるかのように壊さないように、と優しくて大きな左手が頬を包んで流れ出た涙を親指が痛くないようにと拭き取ってくれる。
先に堪えていた涙が一滴頬を伝って、それを見たケイジくんがこちらに向けて手を伸ばして頬に触れる寸前で止まってしまう。 「……嫌だと思ったら叩いて」 そう呟いてポケットに手を伸ばしたと思えば、出したのは見覚えのあるあの指輪で、わたしの左手に慎重に触れてくる。
「俺も朝起きたら〇〇がいないし、キャリーケースも靴もなくて…。 だけど指輪は残ってて嫌われたって思ってた」 「昨日から宮i城に一日出張で…、指輪とかはもうケイジくんに嫌われちゃったし関係を築き直すのも無理だと思って……」 お互い泣きそうな顔で言い合って否定しあって。
「それは天地がひっくりかえっても有り得ない」 でも忙しいのを仕事のせいにして辛い思いをさせてしまってごめんね、と深々と謝るケイジくん。 蚊の鳴くような声で細々と呟いていたのにしっかりと聞き取って安心させるような言葉をかけてくれる。
そう言って悲しそうに小さく笑うケイジくんに慌てて首を必死に振る。 彼の言葉に被せるように出した声は思ったよりも大きくて、閑静な住宅街に落ちていく。 「仕事だからって帰ってくるのも遅い日ばっかりしかなかったし、てっきりもうわたしのこと嫌いになったかと…」
「……じゃああの子は?」 「課のみんなで話をしただけで個人的に話したりしたことなんて1度もない」 あの連絡の後俺はそんな気はないってはっきり伝えた、と気まずそうに、だけどはっきりと否定したケイジくん。 わたしは彼が人が悲しむ嘘はつかないことを知っている。
伏し目がちだった視線がゆっくりと上がって緊張したようなつり目の瞳と視線が絡み合う。 少し唇を噛むような仕草をしたケイジくんが静かに息を吸う。 「俺は〇〇のことを手放せない」 「は、」 「仕事が忙しかったのは本当。 あの日の飲み会は突然決まって断れる雰囲気じゃなくて」
「…〇〇がいなかった昨日が人生で1番最悪な日だった」 わたしたちの間があと1歩で詰められるくらいまで近づいてきたケイジくんは珍しく眉を下げてこちらをぼんやりと見つめている瞳はゆらゆらと揺れていて。 ひとつ深呼吸をした彼がぽつりぽつりと紡ぎ始める。
3歩先に行くケイジくんの後ろをただただついて行く途中。 「……」 「…なに急に」 ふとケイジくんがゆっくりと動かしていた足を止めるから、こちらも足を止めていつもより少しだけ小さく見える背中に声をかければぐるっとこちらを振り返ってずんずんと開いていた距離を詰めてくる。
ふと腰に手が添えられてケイジくんの胸にダイブしたと思えば、ぎゅっと力が込められて久しぶりに嗅ぐ彼の匂いと体温に心のどこかで安心してしまう。 抱きしめられながら発せられた声は普段のケイジくんからは考えられないほどに低く冷えた声で驚いてしまったけど、
居心地が悪そうに小さく眉を歪ませた後、いつもの意地悪そうな顔ではなく。 少しだけ柔らかい笑みを見せたと思えば、ケイジくんに掴まれていた手首がぐいっと引かれてバランスを崩してしまう。 「別に責任とか取らなくていいから」
いつの間にか掴まれた手首はケイジくんの冷えた指先が絡まっているのに、そこに熱が集中しているかのようにじわじわと熱くなっていく。 「ほら早く帰ってください」 「……」 「…まぁ、もし振られても責任取るんで」 「ぇ」 しっしっ、とこちらに手を振るツッキーに視線を向けたままでいれば
早く隠れなきゃ、と慌てたように席を立とうとしたらリビングのドアが開いて、いつもより少し髪が跳ねたメガネ姿のケイジくんと目が合う。 「〇〇」 「……っ、」 「帰るよ」 「…やだ」 ほんの少しだけ乱れた息で呼ばれて、微かに潤んだような彼の瞳と目が合って逸らせなくなる。
やばい逃げなきゃ、と思いつつもツッキーのお家がある階は1階じゃないから実質玄関からしか降りられないんだけど、その玄関もケイジくんがいるから完全に退路を塞がれてしまって詰んでしまう。 トントン、とこちらへと近づいてくる足音に比例して心臓もけたたましく鼓動を鳴らしていく。
「やっと来た……」 「え、」 宅i配かな、なんて思っていたわたしとは違って訪問者が誰なのか知っているのか呆れたように席を立って玄関まで歩いていく彼だけど、その言葉でこの部屋に誰が訪れようとしているのかわかってしまった。 ケイジくんにバレるの早くない……?
苛立つ気持ちを押し込めて隣に置いてあったコーヒーを1口飲む。 「でももしだよ、もし。…もしケイジくんがまだわたしのことが好きだったとしても……、今回のようなことがあったらって考えるともう元の関係には戻れないし。 多分愛想も尽かれちゃったと思うから」
「けどアカアシさんがこのまま素直に別れるとか有り得ないでしょ」 「え、ケイジくんわたしのこと好きじゃないのに?」 「はぁ〜……」 彼から刺さる視線が痛くてそっと目を逸らしながら言葉を紡ぐと、こいつばかでしょ、とため息とともに鼻で笑われちゃうから眉間に皺を寄せそうになるけど
・ 「昨日からお世話になって申し訳ない」 「なんですか急に」 「だってアポなしに突撃して夫i婦喧嘩、というか離i婚問題に巻き込ませちゃったし」 しかもツッキーの前でケイジくんの愚痴とか愛とかをたくさん吐いて、見せたくないと思っていた涙がたくさん溢れて
早口に言葉を紡いで「じゃあ」と向こうで冷静さを失った彼がなにか叫んでいたのが聞こえたけど無視して電話を切る。 すぐにまた彼から着信が来たけど着信拒否へとして、ケイジくんから来たメッセージもトーク画面も全て消して連絡先も拒否、もしくはブロックをする。
「赤の他人のわたしが出入り出来るのもどうかと思うから鍵はちゃんと変えてね」 「ちょ、……!」 「もしわたしが取りに来る前に荷物が邪魔になっちゃったら、そのまま捨てちゃってもいいから」 ケイジくんがなにか言いたそうにしていたけど、反論する隙も与えずに