#ブンゴウメール 3月 ドストエフスキー 「百姓マレイ」 「キリストのヨルカに召された少年」 囚人の身であっても、目を閉じれば懐かしい農夫のまなざしや、大きくてかたい手のひら、土の匂いがすぐそばに蘇る。思い出は人を苦しませる一方、それのおかげで生きていけたりもする。記憶の不思議。。

#ブンゴウメール 2月 「狂人日記」魯迅 今はマトモに戻った人が、かつての自分の狂いざまを“狂人の日記”として記した…というテイなんだけど、本当に狂って(洗脳されて)いるのは今現在かも…と読めなくもない？？ あとで調べたら、当時の中国社会を暗に批判しているそう。

5月の #ブンゴウメール は太宰治『グッド・バイ』をお送りします！ 太宰の未完の絶筆、どうぞ最後までお楽しみください〜🐸（未完だけど） bungomail.com

2月　魯迅『狂人日記』 友人の弟が精神を患っていた時の日記。 村の人間は全員人食いで、自分もいずれ食われてしまうのではないかと、猜疑と妄想に囚われた思考がよくわかる。 #ブンゴウメール

1月　石川啄木『一握の砂』 石川啄木、夭折の詩人なのにお子さんも生後すぐに亡くなってるのか……。 悲しみが伝わってきて辛くなる。 『夜おそく つとめ先よりかへり来て 今死にしてふ児を抱けるかな』 『かなしくも 夜明くるまでは残りゐぬ 息きれし児の肌のぬくもり』 #ブンゴウメール

12月　芥川龍之介と森鴎外の『寒山拾得』 寒山拾得とは、中国の伝説の僧。 前者は芥川龍之介が夏目漱石の家から変える途中で飯田橋で寒山拾得が歩いているのを見た話。 後者は寒山拾得を説明するのに子どもに語った話らしい。 これは本編よりあとがきの方が面白かった。 #ブンゴウメール

11月　中勘助『島守』 都会の喧騒に嫌気が指した作者が、長野県の野尻湖弁天島で過ごした日々。 人気のない自然の島の描写や、茸や雑煮といった食事、読書をして過ごす穏やかな一時。読んでてまるで実際に暮らしているかのような没入感があった。 #ブンゴウメール

うろ覚え一口感想 10月　ルブラン『探偵小説アルセーヌ・ルパン』 厳重な警備の下から貴重な壁布が盗まれた！ 予告状を送る、盗みは働くが人命は奪わない紳士と怪盗の原典に触れられた。 今作では人を傷つけないはずのルパンによって、壁布の持ち主が死んだ。なぜ？が読みどころ。 #ブンゴウメール

リニューアル中のタイミングではあるんですが、今週号のAERAの読書特集で #ブンゴウメール も少しだけご紹介いただきました🎉 もし本屋さんで見かけたらぜひお手に取ってみてくださいませ〜🐸

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