#人間そっくり #安部公房 まず《ぼく》目線側の読者は、わからんちんな男の登場にモヤモヤを溜め込んでいく。 ところが終盤、気づくと向こう側に取り込まれている。 信じてきたものが崩壊した時には、もう沈黙するしかないのだ。 こうして安部公房の読者巻き込み手法にまんまとしてやられるのである。 pic.twitter.com/dadF4NjTwJ

#人間そっくり #安部公房 脚本家の主人公の番組は「こんにちは火星人」。現実に探査機が火星に着陸し、番組継続が危惧されている時に火星人が現れる。作中に、脚本家から、(事前に用意した私との会話を書いた作品で)作家になったら、売込み先はあります、SFM、編集長が感心してました、とのやりとりも

#人間そっくり #安部公房 昭和42年早川書房「#日本SFシリーズ 」(復活の日、たそがれに還る、48億の妄想、夢魔の標的、透明受胎)の一冊。彼はSFマガジン創刊当時からSFを理解し(「文学の中でのSF精神（仮説文学）の復権を」)普及に協力し、最初2回の日本SF大賞銓衡委員も務めた。福島正実氏の解説から

#人間そっくり #安部公房 ラジオ番組「こんにちは火星人」の脚本家のところに「火星人」を名乗る男がやってくる。最初火星協会土地分譲促進課を名乗った男は主人公の疑いを次々論破し、ついにトポロジー理論を持ち出して主人公も含めた虚実を逆転させていく。果たして現実が寓話に化けたのか、その逆か pic.twitter.com/Mlsa2xmiui