#松岡利勝農水相 追悼演説⑭ ＞中国側の求める検疫基準への対応等で、その交渉は大変難しかったと伺ったが、日本の農業の未来のため、松岡大臣が寝食を忘れて中国当局と交渉されたおかげで、我々は若い農業の担い手たちに巨大な中国市場に乗り出すという極めて大きな夢と希望を与えることができた。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑬ ＞その結果、世界の胃袋と言われ豊かになった中国への本格的な米輸出を実現することができた。高品質でおいしく安全な米は日本の農産物のシンボルです。その日本の米を急激に消費市場の拡大が進み富裕層を中心に高級志向を強める隣国、中国に輸出することは大変意義深い。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑫ ＞大臣就任後、直ちに農林水産業の潜在能力を最大限に発揮させ21世紀の戦略産業にすべく具体的な道筋を示された。「おいしく安全な日本産品」の輸出を2013年までに1兆円規模にする大胆な目標に向かいブランド戦略の推進等、品目ごとの戦略的な輸出促進に取り組まれた。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑪ ＞2006年9月、松岡先生は安倍内閣の農水大臣に就任。安倍晋太郎先生の言葉「攻めの農政」に感銘を受け30年余り、御子息の安倍晋三総理から農水大臣を拝命される巡り合わせに松岡先生は言葉が出ないくらいに感激をされ頑張ってお役に立ちたいとの思いを安倍総理に伝えた。

#松岡利勝農水相 追悼演説➉ ＞自分たちの持つものの良さをもう一度見直し今までにない新たな領域・分野を開拓し攻めていく意欲、この安倍晋太郎農林大臣の「攻めの農政」の言葉が、農政に対する信念「攻めの農政を展開していくことが農林水産業を発展させる道である」との強い信念に繋がっていった。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑨ ＞そうした中で中川一郎先生を初め多くの政治家の薫陶を受けられたことが政治を志すきっかけになったと伺った。当時、農林大臣だった安倍晋太郎先生が、食料危機的な背景があったその時代に、恐らく我が国で初めて「攻めの農政」という言葉を使われた。

#松岡利勝農水相 追悼演説➇ ＞中でも20代後半、農林大臣官房企画室で係長をされていた若き松岡先生は、技術系、事務系の枠や農業、林業、畜産業、水産業という分野の枠での縄張り意識の強かった農林省の中にあって、この枠を乗り越えなければ我が国の農林水産業の将来はないとの強い思いを持った。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑦ ＞お世話になった方を大切にされる細やかな心遣いは、農業の手伝いをされる中で幼いころから培われてきた。＞昭和44年、鳥取大学卒業後、農林省に入省され北海道の天塩営林署長、秋田営林局室長、林野庁課長補佐等を歴任された。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑥ ＞そうした手伝いを通じて、子供ながらに農業の厳しさ大切さを胸に刻むとともに、御両親の御苦労、大変さを知り、御両親への感謝の思いを強くされた。また一つのことをみんなで取り組むことの大事さに深く思いをいたされた。

#松岡利勝農水相 追悼演説⑤ ＞「松岡先生はハードネゴシエーターだ」と言わしめるほどで当選1回にして既に我が国農政の第一人者たる風格があった。 ＞御実家は農業を営まれ、幼少のころから御両親を助けて田植えから稲刈り、家畜の世話や夏の炎天下での下草刈りといった手伝いを一生懸命にされた。

#松岡利勝農水相 追悼演説④ ＞しかし松岡先生は「粘り強く頑張って交渉を続けていけば、必ず解決の道は開かれる」との信念に基づいて、気迫のこもった交渉をされました。日本の農林水産業の発展にかける松岡先生の強い信念と抜群の行動力、指導力は、ソーントン下院議員をして→

#松岡利勝農水相 追悼演説③ ＞その際、訪米団は2名ずつ3班に分かれ米議会下院の議員会館に乗り込み松岡先生とともに下院議員5名と会談をしたが、中でも米国の米どころアーカンソー州の出身で農業問題に関しクリントン大統領のブレーンでもあったソーントン下院議員との会談は大変厳しいものとなった。

#松岡利勝農水相 追悼演説② ＞平成5年（1993年）3月、松岡先生を団長とする我が党議員6名の第一次訪米団に私も団員として参加し、日米間の懸案となっていた米の輸入自由化問題について、アメリカ側に対し、新ラウンド交渉における我が国の立場への理解を求めるなど実に戦略的な交渉を行いました。

2007年（平成19年）6月15日 衆議院本会議 【河村建夫衆議院議員による #松岡利勝農水相 追悼演説】① ＞松岡先生とは初当選して間もない平成4年12月、日本農業の根幹、国民生活の土台である米、水田を守ることを目標に、日本の農業を守る特別行動議員連盟を結成致しました。 kokkai.ndl.go.jp/simple/detail?…