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「神様に愛された人間が死後神様もとに行けるのは人間が神様に作り出されたからです。一方わたし達金魚は人間の手で作られた魚です。だから飼い主の人間に愛された金魚は死ぬとオバケになりその人間のもとに行くことができます」 【新作】金魚の帰り道(2024/04/19/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/12335
「数年あるいは数ヶ月ほどで終わりを迎える愛と、最期のときまで添い遂げるような愛と、普通の愛は果たしてどちらだろう、両者の数をくらべたときにたくさんあるのは果たしてどちらだろう」 【新作】金魚鉢の外へ(2024/04/18/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/12331
「この子にはずっと弱いままでいてほしいと思った。私なしでも生きていけるようにならないでほしいと」 天使を拾いました(2013/03/16/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/46
「自分の家族が口も利きたくないぐらい酷い家族なら良かったのにとわたしは時々思う。そうすればわたしもあのひとみたいに、ひとりで遠くへ逃げて暮らせるのに」 わたしの硝子は砕けない(2013/01/19/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/30
「あの子はなんて愚かなんだろう。本当のことではなく、本当だったら良いなっていうことばかりを信じるから、いつも騙される」 この森でいちばん愚かな少女の話(2013/01/04/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/50
「あなたには幸せを望む権利がある。たとえ世界中のみんなが、あなたの不幸と引き換えに幸せになれるのだとしても」 ラブリー·ラブリー·チョコレイト(2012/12/01/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/52
「あなたはこのホテルに、何日間でも滞在することが出来ます。宿泊費は安くありませんが、チェックアウトの際にまとめて払っていただければそれで構いません」 赤絨毯のホテルにて(2012/11/22/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/53
「白い画用紙に、自分で描いた絵がぜんぜん気に入らなくて、それを消しゴムで消すことにばかり時間を費やした。皆の手元には完成した絵があるのに、私の手元にはぼろぼろの汚い画用紙が残るばかりだった。私の人生は大体そんな感じだ」 白い白い金属(2012/11/09/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/54
「おとなになった私は幸せで、10代の頃はいつも死にたかった。なのに時々あの頃のことが懐かしくなってしまう」 ミルクティーの海(2012/10/20/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/55
「いちばん好きでいられる距離でいたいものですね。かならずしも近くでなくても良いと思います」 好きが飽和する(2012/10/03/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/57
「私が恐ろしく思ったのは、十五匹居ためだかが一匹減ったところでクラスの中の誰ひとりとしてそのことを話題にしなかったということだ。私がいなくなってもきっとそうだろう」 すこし違った遊びをしていた彼女は(2012/08/26/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/58
「わたしたちはまだ中学生で、だからたぶんあの中でわたしだけがこのことを知ってる」 すこし違った遊びをしてみただけ(2012/08/15/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/59
「もしもわたしが男性だったとしても、とても不細工な顔に生まれついていたなら、今こうして性別を呪っているのと同じように容姿を呪っただろう。ようするにないものねだりでしかないのだ」 機械は拗ねてもエラーを起こせません(2012/08/12/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/60
「たとえばあなたの前に、わたしよりも若く美しいひとが現れたとしても」 恋ならば落ちよう愛ならば誓おう(2012/08/03/ #辺川銀 ) penkawa-gin.com/archives/61