シンデレラが魔法で舞踏会で踊っているとき、王子様は魔法で下町の屋台で串焼き肉を食べ、令嬢は魔法で猫になって鼠を追いかけ、騎士は魔法で鼠になって猫に追われ、そうしてみんなそれぞれ小さな冒険をして、また元の生活に戻っていったのです。ほんのちょっと魂の輝きを強くして。 #140字小説

『ｺコカﾗﾌｧイン』 #140字小説 #140字ss ※この話は創作です。

双子の兄が交通事故で死んだ。死体は見る影もない。 隣を歩いていた僕は無事だったけど、問題だったのは、母が兄の名前を叫びながら僕を抱きしめた事だ。 死んだのは僕になった。以来、僕は兄のフリをしている。兄であって弟でもあるけどそのどちらでもない。僕は一体誰なんだ。 #140字小説

『軽犯罪法第1条15号』 #140字小説 #140字ss ※この話は創作です。

扉を通り抜けた途端に僕らの気持ちは醒めてしまった。 「どうしてだろう。」と僕は訝しむ。 「それはね、」と君が後方を指す。僕が扉だと思った物は本の裏表紙だった。 「私たち恋愛小説を卒業したのよ。」 そうか、あとは僕たちノンフィクションの中で暮らす外ないのか。 #daydream #140字小説 #詩

『そろそろ寝なさい』優しい声がして私はフッと瞼を閉じた。遠くから春風のような鼻歌が聴こえる。閉じた瞼が撫でられる感覚と相まって心地が良かった。『明日もいいことがありますように』囁かれる祈りは愛だった。行ったことはないけれど、なんだかこの空間が教会みたいだと思った。 #140字小説

大安の日がいいと言ったのは、妻の方だった。結婚式の日取りである。だが、これが中々決まらない。大安の日は、どこも大抵埋まっているのだ。結局、結婚式は七十年後の大安の日に決まった。茫然としている私たちに、スタッフは、大安ですのでと慰めるように言った。 #140字小説　その269

『論争』 「ソースは中濃ソース一択だろうが」 「ウスター舐めんなよお前コラ」 トンカツ屋に来ただけで、我が朋友はこの有様である 「トンカツにソース？醤油じゃないの？」 「え、化け物がいるんだけど」 「正気じゃねえ…」 結局、戦争ってのは同じレベル同士でしか起きないということか #140字小説

猿夢という都市伝説がある。夢の中の電車で、凄惨な目にあっていくと言う伝説だ。 「次は活け造り〜いけづく､痛ッ､え⁉︎なんで貴方動けて、そのハンマーなんですか。痛っ!痛い!止めなさい､止めないとどうなると､ｷﾞｬｯ､誰か!誰か助けて!」 やはり暴力。暴力は全てを解決する。 #140字小説

#140字小説 足趾の隙見にある世界 ノベルアップ＋で、書き溜めた１４０字小説を掲載しております🎁 novelup.plus/story/193655936

#春の星々140字小説コンテスト #140字小説 no.3 (作)泥まんじゅう

#140字小説 リドル ノベルアップ＋で、書き溜めた１４０字小説を掲載しております🎁 novelup.plus/story/193655936

#140字小説 ビターエンド ノベルアップ＋で、書き溜めた１４０字小説を掲載しております🎁 novelup.plus/story/193655936

#140字小説 タイトル 『塹壕にて』

この世界は悪意に満ちている。 皆が僕を貶めようとしてくるんだ。 こんな世界は耐えられない。 異世界に行くために僕はトラックに跳ねられた。 目が覚めるとそこは望んだ世界だった。 皆が相手の事を第一に考えている。 可哀想だと判断したら即殺害。 惨めな思いもしなくてもいい様に。 #140字小説

#daydream まるで恋愛ドラマみたいな私とアイツ。出会いは同じクラスで徐々に近づいた。夏休みには一緒に図書館で勉強しあい、夜には花火をした。流れでキスされて。こんな時にどうするべきか分からず 、タジタジ。それから付き合いだして、今年無事に二人高校卒業したの。 #140字小説

『ロマンに生きたい』 #140字小説 #140字ss ※この話は創作です。 ※再掲です。

『再アタック』 #140字小説

【穀雨の晴れ間で】 #小説 #140字小説 #140文字小説

『老夫婦とボストンバッグ』 #140字小説 #小説が読めるハッシュタグ ⬇️前回の老夫婦⬇️

知能向上薬が開発され、国民はこぞって服用した。しかし数年後、人間らしい愛情が薄れる副作用が叫ばれた。 「賠償しろー！」デモが行われるが、その中に薬の服用者がいないことは周知の事実だった。 服用者の1人が彼らをまとめ上げ、各地で集会を開いた。この行脚は地方経済を活性させた。 #140字小説

タイトル　「お菓子の家（食品サンプル）」 #140字小説

#140字小説 【癖の強い勇者様】 ・夜の勇者と魔王ネタ縛り50日目

新しく公開しました お題「好転」 - 毎日140字ショートショート - カクヨム kakuyomu.jp/works/11773540… #樹の140字SS #ツイノベ #140字小説 #140字SS #カクヨム #創作 #小説が読めるハッシュタグ

スラノベ！5日間140字小説連載！の「僕に教えてほしい」は四日目。 学生の頃はやけに頑張るのが恥ずかしいという時期。本当は本気でできた方がかっこいいのにね。 続きはまた明日。コヨーテでした。 #140字小説 #短編小説 #スラノベ #毎日読める #小説投稿 #小説 #物語 #コヨーテ #小説が読める #作詞

夜風　 #140字小説 #名言 short動画投稿しました youtube.com/shorts/Elnqzt7…

#140字小説 「天を仰げば」 泣くな、泣くな、泣くな。自分に言い聞かせる。わかってた。先輩とマネの子がいい雰囲氣なのは。目を閉じれば、しずくが溢れそう。溢れないように天を仰げば、視界に先輩達も入らない。

『宴の席』 #140字小説

｢正義という名の麻薬」#正義という名の麻薬 #140字小説 #140文字小説 #140字ss 「ありがた迷惑」の続きです。

この部屋の窓はタイムマシン機能が搭載されたスマートマドである。毎日違った時代の景色を眺めることの出来る眺めのいい部屋だ。今日の景色は、また海か。遠い昔か遠い未来かのどぢらかだ。この場所はかつて海であり、そしていつかまた海に還るのだろう。でも基本的に海っていつも同じだな。#140字小説

『ゴールドカード　プラチナカード　ブラックカード』　#saimitou #佐井三十 #140字小説 #140ss #小説 #小説家 #物書き #一次創作 #短編小説 #ショートショート #twnovel #小説が読めるハッシュタグ　#公園　#ママ　#キラキラ　#カード　#ママ活　#ホスト　#クレカ　#クレジットカード

『お姉ちゃんの捕食』 #140字小説 #お姉ちゃんのこと

仲人を務める結婚式が始まると、新郎新婦だけ色が抜けて、白黒に見えた。目がおかしくなったのかと思ったが、他の参加者は、ちゃんと色がついている。結婚式が終わると、新郎新婦の色も元に戻っていた。今も二人は元気だが、あの遺影のような姿が頭から離れてくれない。 #140字小説　その270

その結婚式場のスタッフは、誰もが陰気な顔をしていた。顔には笑みが貼り付いているのだが、どことなく葬儀場の職員を思わせた。嫌だなと思いながら、結婚式に臨む。関係者は皆、幸せそうにしていたが、スタッフが時々、新郎新婦に手を合わせているのが、気味悪かった。 #140字小説　その268

知人の結婚式に行かなければならないのだが、教えられた住所は更地になっていた。地図アプリで調べても、やはり更地のある場所が示される。結局、その日は結婚式に行けなかった。後日、改めて同じ場所に行くと、結婚式場はちゃんとあり、大勢の人が出入りしていた。 #140字小説　その267

結婚式の会場の隅に、ずぶ濡れの男が立っている。新郎新婦や親族は誰も気づかない。ただ、スタッフの一人が気付いて男に声をかけた。途端に、男はスタッフを睨みつけて消えてしまった。風の噂で新郎新婦が心中したらしいとスタッフが聞いたのは、一カ月後のことだった。 #140字小説　その266

生爪が剥がれる夢を見ると、翌日には必ず悪いことが起こる。軽い怪我をしたり、誰かと喧嘩をしたりする。予知夢なのだろうか。だとしたら、これほど嫌な夢はない。昨日、手足の生爪が全て剥がれる夢を見た。思わず叫んで目覚めた。何が起こるのか、不安で仕方がない。 #140字小説　その265

夜中に痛みで目が覚める。電気を点けて右手を確かめると、無数の爪痕が残っている。自分でひっかいたのだろうか。それにしても酷い。慌てて水で洗い、消毒をする。絆創膏を貼って再び寝ようと電気を消した。カリカリカリと右手を何かがひっかく感触がした。 #140字小説　その264

『心霊ホラー映画』 #140字小説

爪を切ると、爆発音が聞こえる。それは普通だと思っていた。家族も全員、そうだったから。彼氏ができて、初めてそれが普通ではないと知った。彼氏が爪を切ると、パキッと澄んだ音がした。その音が耳に心地よくて、私は彼と付き合い続けているのかもしれない。 #140字小説　その263