「やはり、我々の殲滅かと…」 ダリアの言葉に会議場が静まり返る。 「我々に仇成すならこちらから殲滅するまでよ！ダリア君、第10から第12艦隊も投入し反攻作戦を立案せよ！」 「それではAG連合方面が…」 「否！数こそが力なり！」 マーセラスの指示により作戦の策定が始まる。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/l0ABW0GdGO

「定かではありませんが、植民惑星には謎の船団が降下、地上部隊が目下交戦中との情報もあります」 マーセラスに答えたのは、地上軍総司令官ドルシア・オクタヴィア大将。 「一刻も早い救出が必要か…敵の目的は何だろうか？」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/btfibv9Ove

「第8艦隊によれば、敵は正面戦力で20万隻の戦闘艦、2倍の戦力差を付けられています」 「ありがとう。現在、第1、第2、第3、第4艦隊が急行しています」 補足したのは艦隊総司令官テレンティア・ファスティナ元帥。 「ぬぅ…敵の占領下にある星系はどうか？」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/lI6kdEFfil

「では、まず状況を説明しましょう」 帝国宇宙軍司令官アレニウス・ダリアが口を開く。 「敵はセペルメア、アルデラ、ダナスティカ、ミゼアまで侵攻。サンドラ、ライリア、エピクリファ、オニラを防衛ラインとして第8艦隊が展開中です」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/uB91r3GPen

-帝星ロドリン、国防総省地下会議室 デルタ・アグレッサーの対応の決議の為に帝国3軍の最高幕僚達が集められている。 「それでは、始めようではないか」 タイタス・マーセラス国防相が音頭を取り、会議が始まった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/ZMf1cTw19X

帝国総督府はデルタ・アグレッサーの侵略行為に際し、軍に出動を要請した事を発表しました。 続けて避難命令の出ている星系の情報です。エピクロテア管区はミゼア星系、ダナスティカ星系、(中略)です。 広域放送の指示に従い、お近くの警察官又は兵士の誘導に従って非難してください。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/5PWV1rGldo

臣民の皆さんに、これから緊急放送をお送りします。近くの方にも放送をご覧になるようご協力お願いします。 先程、帝国総督府ヴォルセス・ヌメリア総督は、エピクロテア管区の一連の通信不能状況について、デルタ・アグレッサーの侵略行為によるものであると発表しました。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/OOjkWNYhEv

ヌメリア総督は今回の状況について、次のような政府の公式見解を表明しました。 「一連の事象について事実から検証を重ねた結果、エピクロテア管区方面においてデルタ・アグレッサーによる侵略行為が進行中であると結論付けざるを得ず、帝国は非常事態を宣言するものである」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/vM4HBvQpSG

会議室のドアが開き、ヴォルセス・ヌメリア総督が慌ただしく駆け込む。 「諸君！悠長に閣議などしている場合ではないぞ！デルタ・アグレッサーが現れた！奴らが戻ってきたのだ！！」 衝撃的な報せに唖然となる会議室。これが帝国上層部への"再来"の第一報となった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/XI08cv4B48

「恐怖無くしては、帝国内の結束は保てません」 「反乱ヤノメ国家建国以来各管区で蜂起が続いているのは事実だ…だがこれではかえって…」 「純血こそ正義！やはり崇高な血を持たぬ敗戦民族は…信用できぬという事であるよ…」 キャシアンの反論を遮るマーセラス。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/jQimAT0xub

「鎮圧ではありません、殲滅です」 「臣民ごと惑星を破壊するなど、親衛隊はやり過ぎだ！」 得意満面に断言したオクタウィウスにダリアが抗議した。 「それは違います」 異を唱えるは帝国親衛隊秘密警察総監リヴィア・ヴァレリアナ。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/ZA5cxBPBfz

「国防相閣下は色々とご不満がおありなのですよ」 「ヤノメ人蜂起を鎮圧し、貴公は意気軒昂であるな…」 帝国親衛隊司令長官ガイウス・オクタウィウスの冷やかしに食って掛かるマーセラス。閣議の不和はいつもの光景だ。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/x8GdVAfJlr

「陛下の気まぐれはいつもの事だよ…」 沈黙を守る宇宙軍司令長官アレニウス・ダリア大元帥の代わりに答えたのはルシウス・キャシアン兵器開発局長だった。五大貴族の一つ、ルシウス家の次男である。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/oUJdRvKCD4

「陛下が不在であるとは、どういう事であるか！そしてダリア君、何故君だけがその事実を知っていたのであるのか！」 第一声を上げたのはタイタス・マーセラス国防相だった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/hIQ9lMxlh9

-帝星ロドリン、帝国総督府地下　第一会議室 普段、皇帝の決めた事を追認するだけの会議室には大臣や帝国軍の最高幕僚達が集められていた。しかしそこに皇帝イリダー七世の姿は無かった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/5HtQVm0nBg

苛烈な攻撃が始まる。一隻、また一隻と破壊される中、二隻の駆逐艦が離脱に成功。帝国は事の重大さを知る事となるだろう。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/UUkRlEakJr

「前方、4キロ単位の空間点に複数のアンノウンを確認。これは…友軍艦の残骸です!」 残骸の海には鉄屑と化したステラー・ドミネイターの姿さえあった。 「なんだと…救難信号は？」 「ありません…残念ながら全滅かと…」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/3A8CCMMLBR

「ジャンプアウトを検知…10時方向直近です！」 「あれは…そんなまさか！」 間近にジャンプアウトした船は、デルタ・アグレッサーそのものだった。 「OD512とRY112を緊急ジャンプさせろ、エピクリファの本隊に知らせるんだ！我々が囮となり時間を稼ぐ！」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/ktpO0Qzh7d

-ダナスティカ星系、第5惑星 第8艦隊の戦闘部隊がジャンプアウトする。 「調査艦隊、全部隊ジャンプアウトしました」 「了解。全艦、警戒を厳とせよ」 音信途絶領域の安否を確認する為に派遣された調査部隊の一つだ。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/Dl33VjVypR

-ダナスティカ星系のどこか 静寂な宇宙にただ一人、漂うものがいた。 「うう…ここは一体…スーツ！」 慌ててスーツの状態を確認する。幸運にも傷一つなかった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/Ovqw4PpoVw

目前には、変わり果てた船があった。 「タイタス…皆は…？誰か居ないのか！誰か…」 残骸の海に、呼びかけの無線に応える者は誰一人居なかった。宇宙に一人残された者の運命は、生命維持装置の酸素切れ―窒息死の他なかった。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/6V6lL40mIB

「ここは外か…」 朦朧とする頭を整理しながら、辺りを見渡す。 「確か、交代の時間に…レーダーに急に反応が…」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/HRJJo76fvO

キャラバンは新たに戦闘艇母艦の就航を発表した。本級は十基の反転型展開機構、艦内修復／建造モジュールを搭載する。AGT、汎銀河輸送社の末端星系警備に用いられる他、広汎な民間向け母艦として提供される見込み。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 #宇宙艦 pic.twitter.com/yNVlZjVHpa

「状況は悪くなる一方です。音信途絶領域はエピクリファ直前まで迫ってきています」 「第8艦隊に報告を急がせろ。ヤノメの例もある、あらゆる可能性を考慮して調査するんだ」 この時、ダリアはまだデルタ・アグレッサーがエピクロテア管区を襲撃しているなどとは全く考えていなかった。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/Xx1vmA6LWY

「エピクロテア管区の現在の全容を報告しろと帝国総督府が言ってきている。憶測ではなく正確な情報が必要だ」 「例の件の状況はどうなっている？」 帝国宇宙軍司令長官アレニウス・ダリア大元帥がせかせかと入室する。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/UttlovxiUW

「エピクロテア管区からの続報です。アミタティスに続きミゼア、ダナスティカ、ライリアとも音信途絶との事です」 「第8艦隊はまだ動かないか？」 「艦隊本部は現在大規模な調査艦隊を編成中、明日中にはサネオパ、オルティシア、ガイゼリア方面に出立させると通達してきてます」 #SE架空戦記 pic.twitter.com/7qc0kWQXMg

-帝星ロドリン 帝国宇宙軍司令部 帝国防衛の要である主発令所。ここには国防の全情報が集約され、それらを分析し、纏められた指示を各部へ伝達するための処理を行う最高の機器と人員が揃っている。 今日は昼頃から謎の通信障害で職員たちが対応に追われている。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/vbHzh5OYuu

-ヘスペリア小銀河外縁部 ロドリグ帝国の戦艦、プロヴィンシア級ステラー・ドミネイター「N.C.R. フェリシア・ヴォラティカス」がジャンプアウトする。 広域通信でテラン議会共和国に呼びかけを行っている。 『交渉の為馳せ参じた。応じられたし。』 @tcr_diplomacy #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/bWbKBc38XJ

返信先:@DeltaAggressor-オルティシア星系第三惑星 防衛施設「アンカーV」通信所 『ジャンプアウトを検出』 AIが無機質に告げる。 「ガンマ・ステーション!、軌道上に複数の反応を検知した」 「ああ、こちらも異常を確認した」 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/U546Rr6NT0

[HESPERIA NEWS NETWORK] 本日、銀河外縁部へ進入したロドリグ帝国使節団とマキシマス最高議長との正式な国交樹立に向けた交渉が星間通信を介して行われ、両者は銀河間ジャンプ通信網の整備や貿易協定の締結で合意しました。 これにより、正式な国交を持つ外銀河勢力は2国となります。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/INV5jXdT07

-エルデサ銀河外縁部、オルティシア星系第三惑星 9Dクラスターのドローン群の一体がジャンプアウトする。 これを発見した者は、狩りの始まりの目撃者となるだろう。 続く10402体がジャンプアウトしていく。 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/GCpe6KWogg

【テランとの国交！】 帝国総督府は、長らく国交の無かったテラン議会共和国との国交樹立に向けた交渉を行い、貿易協定の締結、銀河間通信網の開設などを取り決めた事を本日発表しました。 AG連合との緊張が高まる中、新たな友となるか注目が集まっています。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/psbbBRw97E

返信先:@RodrigEmpire国内最大企業ソラリスの支持を受け、以前より銀河間交易経済のさらなる拡大を政策としていたマキシマス最高議長は使節の要求した項目を全面的に受け入れ、合意に至った。 今後へスペリア小銀河とエルデサ銀河との間には銀河間ジャンプ空間通信網や輸送船団の補給設備が整備されるだろう #SE架空戦記

返信先:@tcr_diplomacy交渉が開始され、ロドリグ帝国外交使節アエリウス・ベルムは要約して3つの項目を要求した。 １、国交の樹立。 ２、貿易協定の締結。 ３、標準銀河間通信網の開設。 国交開設に向けた標準的な項目だ。 #SE架空戦記

返信先:@tcr_diplomacy『NCRフェリシア・ヴォラティカスよりTCRNアンタレスへ、ロドリグ帝国総督府の命により国交開設の為の交渉を行いたい。テラとの中継を求む。』 テランの言葉で淡々と通信を行う。AG連合経由で得た言語アーカイブの賜物だ。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/59cSMb0e9O

返信先:@RodrigEmpire近い宙域を単艦で哨戒中であった巡航艦が通信に応える。 「こちらTCRNアンタレス 貴艦の来訪を歓迎する」 「本艦は貴艦とテラ星系との星間通信中継を行う用意があり、貴艦の要求に応じることができる」 #SE架空戦記 #SpaceEngineers pic.twitter.com/26fyOSvsaQ

返信先:@DeltaAggressor『ジャンプアウトを検出』 「信じられない!」 「デルタ・アグレッサーが帰ってきたに違いない!」 『ジャンプアウトを検出』 「*悲鳴*」 『ジャンプアウトを検出』 『ジャンプアウトを検出』 *SIGNAL LOST* #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/c4g2XANCIk

返信先:@DeltaAggressor『ジャンプアウトを検出』 「まて、デルタ・アグレッサーの反応が…」 『ジャンプアウトを検出』 「数えきれません…!」 「こちらガンマ・ステーション、そこら中にいるぞ!」 『ジャンプアウトを検出』 #SpaceEngineers #SE架空戦記 pic.twitter.com/vGXs0WjyF0

返信先:@RodrigEmpire「了解した　惑星テラIIIとの通信中継を開始する」 数分後、テラIIIの最高議長執務室との回線が開いた。 「ロドリグ帝国外交使節団の皆様、私はアレクシウス・マキシマス　テラン議会共和国最高議長です。我々は貴国との外交交渉を歓迎します。」 最高議長が現れ、交渉が開始された。 #SE架空戦記 pic.twitter.com/hFvj1nF9e7

歩兵戦闘車と共通の車体の装甲救急車 #SE架空戦記 pic.twitter.com/mJGGU7lzm0