「男も妊娠できる技術が開発されました。少子化を止めるため、今後は男性にも出産してもらいます」突然、政府の発表。「俺たちは子供を産む機械じゃないぞ、バカにするな！」なんちゃって先進国最後の家父長制帝国の崩壊が始まった。#twnovel

#twnovel 目の前の竜はいまにも息絶えそうになっている。他所の世界の呪いが何故かこの竜に降りかかっているらしい。「私はどの世界にも居るから……どの世界の呪いも受けてしまうのだよ……」苦しそうに呟くその言葉に、全てが見えてしまうのも考え物だと感じてしまった。

#twnovel DV男のための共同親権法が施行され、出産・結婚を望む女が激減。加速する少子化に家父長制政権は、新たな法案を可決する。性暴力合法化法案に中絶禁止法案。これでとりあえず子供は生まれるだろう。でも、威張る男は増えても少子化は止まらなかった。だが、科学技術の進歩が流れを変える。

お題：スプーン #140字小説 #twnovel pic.twitter.com/sE9J20Ih0y

5年2月19日 地下鉄とギンヨウアカシア #twnovel #140字小説 #創作 #Twitter小説 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #140文字小説 #小説投稿 #web小説

街を散歩していると、移動図書館が公園の前に止まっていた。車に絵本や小説を乗せて、図書館のない地域に本を貸出するサービスだ。僕は懐かしくなって『浦島太郎』を手に取った。「これ借ります」と断りを入れた瞬間、景色が歪んで海辺に変わる。目の前には子どもにいじめられている亀がいた #twnovel

No.921(通算1471作目) 朱夏 #ショートショート #twnovel #マイクロノベル #Twitter小説 #小説が読めるハッシュタグ いいね、RT、感想を頂ける場合は作品の方にお願いします🐢

斜め読み。そんなツールを探してた。ブラウザーでも雑誌でも良い。 #短歌 #twnovel #言葉の添え木 ブラウザ

生徒会長だけのパソコンが学校にはある。それでB級ホラーを密かに見るのが私の趣味。お堅い性格だと思われている私の唯一の気晴らしだ。ただそれが書記にバレた。ブラウザを閉じるのを忘れて作業を頼んだからだ。弱みを握られた私は、週末彼とB級ホラーを観に行く。#twnovel #言葉の添え木 ブラウザ

毎日救急車のサイレンの音を口真似しながら町内を走り回っていたおじさんが、ある日救急車で運ばれていった。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

数年前、自身の母親の遺影を持って美容整形外科を訪れた女性が、今度は娘の遺影を持って再び訪れた。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

良いことをしたくなった青年が、父親が造っている偽札を一枚盗み、コンビニの募金箱に入れた。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

「伝統」 気性が荒いので 産まれたら下半身の 突起物を切り取る 別の排泄口から 刺激をすれば 必要なモノは採取出来る。 いつから？ ずいぶん昔から。 戦争を始めるのは 人種が違っても いつだって こいつらだからねぇ #twnovel

【曰く】 #140字小説 #140文字小説 #twnovel

女は柩から蘇った。そこで女が見たものは、地の果てまで続く荒野であった。生命と思われるものは何も無く、ただ風が吹き荒れていた。放射能は全て無害化されている筈だが、おそらく他の要因で全てが滅んだのだろう。十万年はあまりにも長すぎた。 女は種になることを決意した。 #twnovel

海に落ちた光に君の姿を見た気がして、大きく身を乗り出し臣下を慌てさせる。君がいた日々は、魔法がかかっていたように全てが上手くいった。君を独占したくて、君がひた隠しにしていた君の正体を暴いてしまった。海へ消えた君を今もずっと探している。戻ってきてほしくて。君に謝りたくて #twnovel

二つのコンパスがあった。好きな人がいる方向が分かる物と、嫌いな人がいる方向が分かる物。好きな人とは思いがけずに会いたいと思い、嫌いな人のいる場所が分かるコンパスをもらった。これで平穏に過ごせる。でも嫌いな人がいる場所が常に分かるというのも結構きつい。#twnovel #言葉の添え木 羅針盤

【罪深い柱】、【特注の】、【飽きる】 予備：【逃げる】 #twnovel #140字小説

#twnovel 犬猿の仲というが、友人の家の犬と猿はとても仲が良い。秘訣とかあるの？と尋ねたら「私は何もしてないけど、」と含みのある言葉が返ってきた。「互いに誤認してるみたい」？？「犬は猿を見て育ったから、自身を猿だと思ってる。猿も同じことになってるっぽい」それは結局犬猿の仲なんじゃ？

5年2月18日 雨の夜のやさしい怪 #twnovel #140字小説 #創作 #Twitter小説 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #140文字小説 #小説投稿 #web小説

<引き留められたいのだと悟られる事を忌避して前のめりで歩いているけれど歩幅は狭い。でも追って来ないから徐々に歩幅を狭めてとうとうその場足踏みになってしまった。こんな女がいたって誰か記録に留めてほしい。> 大丈夫だよ僕がちゃんと書いておいた。 #140字小説　#twnovel　#マイクロノベル

お題：人形 #140字小説 #twnovel pic.twitter.com/jhxaWgPedr

「まもなく２０２０年になります。人生のアップデートをしてください」液晶を押すとリストが表示される。嫌いな人、忘れたい思い出などを選ぶと、新年には全く覚えていないのだ。ひとつずつ、鐘が鳴るたびに記憶が消えていく。昨日のことも、明日のことも。本当は大切だった、誰かのことも #twnovel

「あれ何だっけ水に石を投げ込むと中心から輪みたいな波の広がる・・・そうか波紋か嫌だなこんな簡単な言葉忘れたりして。」と兄が言う。 「大丈夫だよ。」と言いつつ波紋は僕の胸に広がる。それが収束する概ね１時間後、何の脈絡も無く「あれ何だっけ水に」と再び兄は始める。 #140字小説　#twnovel

親戚たちの羽音も遠ざかり、墓地には羽のない私だけが残された。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

悲しみの標準値を決める役人が、自身の母親の葬儀会場で、参列者に何かを訊いて回っている。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

夜空を見上げると、昨夜まで月があった場所に、札束が浮いている。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

『ゴールドカード　プラチナカード　ブラックカード』　#saimitou #佐井三十 #140字小説 #140ss #小説 #小説家 #物書き #一次創作 #短編小説 #ショートショート #twnovel #小説が読めるハッシュタグ　#公園　#ママ　#キラキラ　#カード　#ママ活　#ホスト　#クレカ　#クレジットカード

【目覚めないで】 #140字小説 #140文字小説 #twnovel

連休中、南海トラフ警戒地域は避けた方がいいと思った。南海トラフの範囲は広い。旅行に行かない方が安全かもしれない。ただ居住地の東京も警戒地域に含まれている。南海トラフの範囲外が安全かというと、想定外の地域で地震がよく起きるし、結局日本中どこでも危ないんだろう。#140字小説 #twnovel

#竜の話　2024.4.24 #twnovel ほかのお話はタグ、またはこちらのサイトへ。 【 nanos.jp/readolphin/ 】 そらのかなた　うみのむこう pic.twitter.com/RtuDJ4CK5Z

お題：鎮痛剤 #140字小説 #twnovel pic.twitter.com/R5rHHonLfo

お隣に住んでるあの人はいつも悲しげな笑みを浮かべる。綺麗な広いお家、お庭にいっぱいお花が咲いてて、子供はいなくて、いつも静かだ。朝、挨拶するとにこっと笑って｢おはよう」って言ってくれる。けどやっぱり悲しそうだ。あの人の家族ができてないなら、僕があの人を幸せにしてあげたい #twnovel

#twnovel 人間ができすぎている人を前に、心も体も震えた。なんて立派な人だと、自然に手を組んでいた。いや、人ではない、人はこんな立派なことは言えないし実行できない、きっと神だ、失われることない神だ、なぜ神が人の形をとる？朽ちる体なぞ捨ててください、私がこの手で剥がしてさしあげます。

ヒューマン至上主義を掲げたかの帝国ではエルフ・ドワーフの虐殺が行われた一方、ゴブリンについては捨て置かれた。彼らの立場を脅かす存在とは見られていなかったのだろう。 これを踏まえて現在を見ると、ゴブリン社会にヒューマンへの過剰な寛容さが広まっていることに、強い危機感を覚える #twnovel

5年2月17日 裸眼 #twnovel #140字小説 #創作 #Twitter小説 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #140文字小説 #小説投稿 #web小説

『元号が変わります。記憶の引き継ぎをして下さい』もうすぐ人生の大型アップデートが始まる。忘れたい人や思い出は消去して、大切なものだけ保存していく。平静ではいられなかった色々を蔑ろにして、また新しく人生が0話から始まる『アップデート開始まで、あと、3、2、1 ──』#twnovel

シャープペンを使うのは久しぶりすぎて、どこから芯を入れるのかに迷ってしまった。いや、それは言い訳だ。彼が死後に明かしたこと、その偉大とも愚行とも取れる行為、それを語り継ぐことを託された重圧。書き始めることを先延ばしにしいる。でも時代は待ってくれない。#twnovel #言葉の添え木 行き先

動物園のシマウマの飼育員が、ホームセンターで、思い詰めた顔で白いペンキを見つめている。 #一行怪談 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel