映画『けだもの組合』 ラストのオチ、美しい。

映画「けだもの組合」 おそらく舞台を元にした映画なので言葉のやりとりでのギャグが多くて日本人にはちょっとわかりずらいし、動きのギャグも映画ならではっていうのは少ないのはつらいが、ボードビリアンとしてのマルクス兄弟の地力が観れるのはうれしい。

『けだもの組合』を鑑賞。パラマウントのマルクス兄弟の作品は未見の前作『ココナッツ』と本作までが舞台劇の映画化で以降はオリジナルとなるのだが、それによって枷が外れたことを、そしてマーガレット・デュモンの存在の大きさを理解できた。さすがグルーチョ曰く「事実上5番目のマルクス兄弟」。

「けだもの組合」グルーチョが喋り出せば喋くりっぱなしチコがピアノに向かえば弾きっぱなしハーポが竪琴を弾けば弾きっぱなし。その度話の流れが寸断されるのは映画的に論外だが彼らの至芸をプレーンに楽しめる。字幕は大健闘。「警視正」を「低姿勢」と言い間違うのは笑えたkinenote.com/main/public/ci…

マルクス兄弟『けだもの組合』鑑賞。 我映画鑑賞歴に於けるちょとした事件だなマルクス兄弟は。＠シネマヴェーラ渋谷

2024/4/6(土)15:05～シネマヴェーラ渋谷にて「けだもの組合」を観た。 舞台をそのまま映画化したような作品で、マルクス兄弟の個人技で勝負している。逆に言えば映画ならではの面白さはあまり感じられない。例えば、本作の軸である絵画のすり替えはあまり膨らまず、映画としてあまり活かされていない。

シネマヴェーラ米国コメディ特集「けだもの組合」は初めて観る映画。マルクス兄弟の映画第2作で、彼らのブロードウェイ舞台を映画化した1930年作品。まだ兄弟の芸が粗削りで洗練されていませんが、付け足し的に出ているゼッポは別にして、グルーチョの話術（特にチコと二人で話してゆくうちに話題が→