後半になると割といい話風になるのは、映画の作り手が希望を信じているというよりも、受け手が受け入れやすいようにとの配慮な気がした（ややベタ）。『アイダよ、何処へ？』とか『ヨーロッパ新世紀』みたいに「どうすりゃいいんだこれ」で終わらず、甘く見せておいて、さらに最後で刺してくる構成。

映画「アイダよ、何処へ？」は、ボスニア・ヘルツェゴビナで起きたスレブレニツァ虐殺事件を描いている。 国連平和維持部隊がついていながら8千人の難民が殺害された背景は、「モザイク国家」ユーゴスラビアの解体にあった。（アーカイブ記事） globe.asahi.com/article/144452…

映画『アイダよ、何処へ？』。ボスニア・ヘルツェゴビナを舞台にした……ホテル・ルワンダの二番煎じみたいな映画。 大量の難民、無能な国連軍、残酷なセルビアの将軍って構図、もう見飽きたし、脚本も演出もどこかで見たような域をでない。 正直、実話ベースにあぐらをかいた作品にしか見えなかった。

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