1881年2月の冬宮殿の宴会で、マリア・フョードロヴナ大公妃はエカテリーナとのキスを拒んだ。アレクサンドル2世は激怒し、義理の娘を辛辣に非難した。 「サーシャ（後のアレクサンドル3世）は親孝行だが、君には心がない」

そしてマリア・フョードロヴナが、もはやユーリエフスカヤとはやり取りしたくないと素っ気なく言うと、彼は怒って彼女を叱責した。 「君は私の臣下の1番目なだけであるのを忘れないでもらいたい」

〜マリア・フョードロヴナVSアレクサンドル2世&ユーリエフスカヤ公女Part2〜 それからアレクサンドル2世は初めて義理の娘について批判的に語り、「喧嘩早い性格」が注目に値すると言った。

〜マリア・フョードロヴナVSアレクサンドル2世&ユーリエフスカヤ公女〜 マリア・フョードロヴナは、姉のアレクサンドラ王女への手紙の中で、1880年の「クリミアの田園生活」を思い出した。 「夜通し泣き続けた。大公（アレクサンドル3世）に叱られたが、我慢できなかった。

そしてまた、彼女の柔らかい表情と大きくて黒い瞳は、夫と顔を合わせるたびに無限の優しさで輝かせた。 あらゆる行動が批判される立場に置かれたマリア・フョードロヴナは、あらゆる酷評家から敵対心を和らげる術を心得ていた。

1914年夏、皇太后マリア・フョードロヴナは国家院議長ミハイル・ロジャンコとの会話の中で、公然と宣言した。 「あなたには想像できないでしょうが、50年もの間自分の感情を隠さなければならなかった私にとって、ドイツ人を憎んでいることを全世界に向けて宣言することがどれほど愉快なことか」

〜反ドイツのマリア・フョードロヴナ〜 マリアは滅多に政治に干渉することはなく、時間と活力を家庭に向けることを好んだ。彼女の公式な政治的見解の唯一の例外は、好戦的な反ドイツ感情だった。

「このドレスを着て、ミニーおばさんの部屋に行って、笑わせてあげなくては」 バッキンガム宮殿に滞在していた叔母のミニー（ニコライ2世の母、ロシアのマリア・フョードロヴナ皇太后）は、腰痛の発作で休んでいた。

考えてみれば、美人皇后＆王妃で有名なウジェニー皇后、エリザベート皇后、アレクサンドラ王妃、マリア・フョードロヴナ皇后（年齢順）、一部被ってるんだよな。凄い時代だ。ウジェニー皇后とマリア皇后は20歳差だけど、エリザベート皇后は全員と会ったことある筈。

皇太后マリア・フョードロヴナから姉のアレクサンドラ王太后への手紙。1924年、デンマーク 明日は私のニッキーの誕生日だけれど、彼からの消息がもうないなんて、どんなに恐ろしくて悲しいことか……。彼は今どこにいるのだろう？

『Bertie: A Life of Edward VII』Jane Ridley著 アリックスはもう一人の妹ミニー（皇后マリア・フョードロヴナ）と強い絆で結ばれているため、一方でテューラとの絆はよく見落とされている。

その前の年の1894年、アレクサンドル・ミハイロヴィチ大公の父であるミハイル・ニコラエヴィチ大公はマリア・フョードロヴナに面会し、クセニアに息子との結婚を申し込んだ。皇后は絶望し、声を荒げて娘を盗んだと非難した。

皇后マリア・フョードロヴナは常に子供たちに対して独占欲が強かった。アレクサンドラがロシア皇后となった最初の1年間（1895年）、彼女は義母とともにアニチコフ宮殿で暮らした。

「医師たちは、彼は苦しんでいなかったと主張しているが、私たちは彼を見たり聞いたりすることにひどく苦しんだ」 マリア・フョードロヴナは、母であるデンマーク王妃ルイーズに手紙を書いた。

アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ大公は1869年6月7日（西暦5月26日）に当時のツェサレーヴィチ、アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ（後の皇帝アレクサンドル3世）とツェサレヴナ、マリア・フョードロヴナ（後の皇后、旧デンマーク王女ダグマール）の第二子として生まれた。

皇后（マリア・フョードロヴナ）は子供たちやオリガ・アレクサンドロヴナ大公女が両親についての回想録で語っているように、乗馬が大好きだった。 「母は乗馬が大好きだったが父は嫌いだった！帝国の馬は調教がとても下手で、急に駆け出す傾向があった」

『Splendor to Revolution』Julia P. Gelardi著 マリア・フョードロヴナ皇太后がポーツマスに到着したとき（1919年4月にロシアから脱出）、姉のアレクサンドラ英国王太后は逸る思いで彼女を出迎え、マリアの船が着岸すると喚呼で迎えた。

1868年5月6日（西暦5月18日）の夜、ツァールスコエ・セローのアレクサンドル宮殿で、大公妃マリア・フョードロヴナ（ロシアのツァレヴナ）が第一子の出産を控えていた。それは王女が耐えねばならない、公私ともに恥ずかしい状況のひとつだった。

その時6歳だったオリガ・アレクサンドロヴナ大公女は、その日がどれほど灰色で、湿った雪が田園地帯を覆っていたかを覚えていた。 1時頃、列車はボルキに近づいていた。アレクサンドル3世とマリア・フョードロヴナ、そして彼らの4人の子供たちが食堂車で昼食をとっていた。

皇帝はこのメッセージを母に伝え、アレクサンドラは伝統により、国家行事に際して特定の宝石を身に着けて登場することになっていることを思い出させた。 もしそうしない場合、マリア・フョードロヴナがそれをつけているところを目撃されれば、スキャンダルに発展するだろう。

しかし、13年間帝国のファーストレディーであったことに加え、規約上アレクサンドラのものであるにも関わらず、そのネックレスとティアラは、マリア・フョードロヴナにとってあまりにも大きな意味をもっていた。

アレクサンドラとマリア・フョードロヴナの関係は、帝室の宝石をめぐる事件で緊張した。 皇太后が在位中の皇后に帝室の宝飾品を渡す慣習があった。

「これ以上望むものはありません」 とマリア・フョードロヴナは言った。 「でも、彼女を理解するのはとても難しい」

彼女はアレクサンドラのために赤十字の独立した支部を組織できると信じていた。 「彼女は素晴らしいアイデアを持っている」 とマリア・フョードロヴナがアレクサンドラについてナルイシキン・クラーキンに言った。 「でも彼女は自分が何をするのか、何を期待しているのか、決して教えてはくれない」

涙ぐむツァリナは、女官長であるエリザヴェータ・ナルイシキン・クラーキンに間に立ってくれるよう頼み、こう言った。 「義理の母にこんなことを頼む勇気はありません」 ナルイシキン・クラーキンが皇太后にその状況について話し合うと、マリア・フョードロヴナは助力を承諾した。

なぜなら皇太后は、息子や息子の妻よりも冷静で、ロシアの問題を対処する能力を備えていたからだ。 残念ながら日露戦争がもたらしたトラブルがアレクサンドラとマリア・フョードロヴナの仲を冷ややかなものに強化した。

ツェサレーヴィチ・アレクセイの誕生以来、ニコライ2世に対するマリア・フョードロヴナの影響力は衰え、彼女の地位はツァリナ（アレクサンドラ・フョードロヴナ）に追い越された。それは不幸な、破滅的でさえある出来事だった。

1896年、バーデンのマックス（マクシミリアン）がトリアとの結婚を望んでいたことについて。 彼はマリア・フョードロヴナ皇太后に会いに来たが、皇太后は姉アリックスに手紙を書いた。

「1806年から、皇太后マリア・フョードロヴナはサンクトペテルブルクでろう児たちの教育事業を後援した。慈善活動の支援を受けて、ロシア最大の学校であるサンクトペテルブルク聾学校（Санкт-Петербургское училище глухонемых）がそこに誕生した。」 (encspb.ru/object/2804012…