新崎盛暉氏と『沖縄戦後史』を共著している中野好夫さんと、『長い長いお医者さんの話』など多数の児童文学を翻訳し、石井桃子さんなどからも師として仰がれた中野好夫さんが同一人物というのが未だにしっくりこないんだよなあ。昔の知識人はすごかったとしか。（定期TW） iwanami.co.jp/author/a106815…

ウィリアム・ウィルスンの分身の方ーー中野好夫訳では「どんなことがあってもきわめて低い耳語以上には声を張ることができなかった」ーーの声は、向うがこっちの声を真似した結果、語り手の声の（弱い）こだまのようになったという。このこだまが聞えていた者は、どうやら語り手だけであるーー少なくと

中野好夫（なかのよしお）　朱牟田夏生（しゅむたなつお） ところで、古来ローマ人には奇妙な慣習があった。すなわち、凱旋の際も、葬儀のときもそうだが、片や賛辞が捧げられると、決まってそれに対する逆に諷刺や嘲罵の弔辞が述べられるのだ。生者にもせよ故人にもせよ、その栄光を顕彰する華やかな

という習慣が成立したのだという。（中野好夫注記）←クリスマスの起源。］

【「よもやま日記」更新しました】 「お銭《あし》のこと」 中野好夫さん訳『デイヴィッド・コパフィールド』のなかに、 「お銭」また「お金」と書いて、 「銭」や「金」に《あし》と振り仮名が付されている箇所がありました。 それを目にし、 学生のころのことが、俄か…… yomo.shumpu.com/?p=20718

「物質的価値なんてものは全然ない。君自身はだよ、金自体のために金をほしがってるつもりかもしらんが、それはウソさ。ただそれが齎してくれる精神的満足感のために求めてるにすぎん。」（マーク・トウェイン著、中野好夫訳『人間とは何か』岩波書店、P164） amzn.to/4aUpOFI

🍶肴や酒房ふく万 ムッシューは食事中も書物を手放さないですね/時間貧乏性/ヒレカツに蕎麦餡芋に豚汁で淮陰生？/中野好夫のことね、小噺の達人/小噺を授業のネタに？/これ岩波の図書に連載された読書案内ね/また蔵書が増えますね/処分する速度が購入欲に追いつかない/ミステリーはポアロが貰います❗ pic.twitter.com/UKzJGiZg0T

があるように、金銭関係でもありようは実際以上にキレイに見せる虚栄がある。（中略）俺は金銭に汚いと書ける告白の勇気は相当のものでなければならぬ。その意味で流石に自分を客観化できる秋聲の強さに感心した〉 中野好夫「金銭について」（『生活の思索』糸書房、昭24.3） dl.ndl.go.jp/pid/1039730/1/…

『ロミオとジュリエット』の第三幕第五場で父親がジュリエットをののしってグリーン・シックネスとかなんとか言ってたわ（中野好夫訳だと「病人面の青びょうたん」のところ？）。 虫めづる姫君のどこを見て貧血症と「診断」したんだろう？逆に平安時代の姫君なんてほとんどが青瓢箪みたいなもんじゃ…

中野好夫さんの文章結構好きだな

中野好夫の「悪人礼賛」だったと思うけど、 「この国（日本）は、戦時中でも、『今こそ強い指導者が現れれば、我々は馳せ参じてどこまでもついていくことができる』みたいな報道をあちこちで聞くが、みんな命令を待つだけだ」 みたいな感想を残しててドキッとする。変わらないね。

【「よもやま日記」更新しました】 「オースティンさんの小説」 中野好夫さん訳の『自負と偏見』がおもしろかったので、ひきつづき『エマ』を。 こちらは、阿部知二（あべともじ）さんの訳。 学生のころ阿部さん訳（だったはず）で メルヴィルさんの『白鯨』を読み、 阿…… yomo.shumpu.com/?p=20694

【#ミテミテ図書_何の日】4月16日は #チャップリンデー ◆チャップリン自伝 若き日々 改版（チャップリン/[著] 中野好夫/訳 #新潮社） ◆チャップリンとヒトラー（大野裕之/著 #岩波書店） ◆大切なことに気づく365日名言の旅 世界の空編（WRITES PUBLISHING/編 #ライツ社） #友部図書館

1981年7月11日、古在由重さんと上田耕一郎さんは病床にあった吉野源三郎さんから「話しておきたいことが」と呼ばれて白山のご自宅を伺う。3時間の懇談で吉野さんはとくに核兵器廃絶問題を非常に憂慮していた。中野好夫さんは上田さんに「それは君、吉野の遺言だよ。大事にせにゃぁ」と語ったそうだ。

日本共産党100年への手紙 | | 有田芳生 | 毎日新聞「政治プレミア」 mainichi.jp/premier/politi…▼必要があり上田耕一郎さんの『ブッシュ新帝国主義論』（新日本出版社、2002年）の「まえがき」を読んでいたら、吉野源三郎さん、古在由重さん、中野好夫さんへの追想があった。

中野利子さんが、急逝されました。『父中野好夫のこと』で、1993年度のエッセイストクラブ賞を受賞されました。ご冥福を祈ります。

【読了】『長い長いお医者さんの話』カレル・チャペック/中野好夫 booklog.jp/item/16/307407…

by Edward Gibbon, The History of the Decline and Fall of the Roman Empire, ed. by J.B. Buryエドワード・ギボン「ローマ帝国衰亡史」中野好夫（なかの・よしお）訳　筑摩書房 精励とと正確さこそは歴史家が自分として誇りうる唯一の取柄に他ならない、もっとも絶対不可欠な義務の履行が何らかの

実は今日ここで会ったが百年目でかつての自分も読んだ中野好夫訳を買ってた。次に行ったら無いかも知れない、下手したら棚を離れた10分後にはないかも知れない、ギャンブル性著しい古本買いだよ。水野信策という人のカバー絵が懐かしいな。 #二都物語 #新潮文庫 pic.twitter.com/JceWsFAFYe

【「よもやま日記」更新しました】 「ユーモアについて」 中野好夫さんが『自負と偏見』の解説に書いている、 オースティンさんに関することで、 きのう引用した箇所につづくところの短文も、 『聖書』との関連でとても興味ぶかく、おもしろく感じました。 全体としての…… yomo.shumpu.com/?p=20686

中沢新一『構造の奥』を読み始めた。なぜかジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を連想し我が書棚を探した。あゝ気になる。奥に鎮座しているのかなかなか見つからない。むかし読んだのは中野好夫の名訳(岩波文庫)。ならば今度は高見浩の新訳(新潮文庫)をポチってみるか。 pic.twitter.com/J1t4ADQYDt

【「よもやま日記」更新しました】 「正しい者はない」 中野好夫さん訳の『デイヴィッド・コパフィールド』を読み終えましたので、 つぎに、中野さん訳の『自負と偏見』。 これも新潮文庫に入っています。 あともう少しで読み終りますが、 巻末に中野さんが書かれた解説…… yomo.shumpu.com/?p=20676

「人が歴史から学ぶ教訓は、人は歴史から決して学ばないということだ」の出典はヘーゲルだと、中野好夫がどこかに書いていた。

#中野好夫 #名言 #悪人礼賛 友情とは、相手の人間に対する九分の侮蔑と、その侮蔑をもってしてすら、なおかつ磨消し切れぬ残る一分に対するどうにもならぬ畏敬と、この両者の配合の上に成立する時においてこそ、最も永続性の可能性があるのではあるまいか。

イアーゴー（『オセロー』）は以前読んだときは面白いと思ったけど、今回再読したらなんかイヤになってしまった。中野好夫がイアーゴーの面白さを語っていて、で、俺も中野好夫好きだから、前回の読みはそれに引っ張られたのかもしれない。

#中野好夫 #名言 #悪人礼賛 金がいらぬという男は怖ろしい。名誉がいらぬという男も怖ろしい。無私、無欲、滅私奉公などという人間にいたっては、ぼくは逸(いち)早くおぞ気をふるって、厳重な警戒を怠らぬようにしてきている。いいかえれば、この種の人間は何をしでかすかわからぬからである。

年に3〜4回だけ実家に帰り、然も親孝行しているかのような連中を、再読中のエッセイで中野好夫氏が叱っていた。まさに今の自分だ。私はその短い帰省期間だけでも出来るだけ親孝行したいという気持ちだけだ。中野さんの仰ることは甘んじて受けた上で出来る事をやり続けたい。

新潮社は、『百年の孤独』文庫化の流れで、このへんの〈新潮学芸文庫〉〈新潮学術文庫〉的なやつも現実化しないですかね。新潮選書あたりで品切れになってたり埋もれてたりするものもありそうな気がするし（中野好夫『シェイクスピアの面白さ』などは、新潮選書→講談社文芸文庫という文庫化）。

『文学』1983 １ VOL.51 岩波書店 《創刊五十年記念》より 〈座談会〉『文学』の五十年 中野好夫・永積安明・猪野謙二・益田勝実・大岡信　ダイジェスト抜粋 何遍でも言うで、古書店で買うべきは古雑誌な。200円でこんだけ読ます本無いで。スピン好きなら好きにして。ぼちぼち撤収〜 pic.twitter.com/LNYPY2BCqN

A「淮陰生は中野利子の父だ」 B「中野好夫は中野利子の父だ」 ⇒Z「淮陰生は中野好夫だ」 AとBを真と認めながらZを認めないゼノンは次の仮言的命題を認める必要があると言う C「AとBとが真ならばZは真だ」 更にCを認めてもZを証明できず D「A,B,C が真ならばZは真だ」 以下、E,F…無限に 論理学講義10

#中野好夫 #名言 人間一期の大事に際して、案外頭のよさなどというものは役に立たぬ。人間大事の決断ということになれば、それははるかに知性以前のものである。

古在由重さん【メモ】1984年7月3日、4日、蔵原惟人さん来訪。5日、上田耕一郎さん来訪。6日、中野好夫さん来訪。10日、日本青年館の会議で決然と態度表明。7月23日に離党届。24日、上田さん来訪。10月19日夕方に知識人委員会の関幸夫さんほか1名が除籍届を自宅に持参。24日、上田さん来訪。

☆顧問のつぶやき 近頃の通勤電車内は『ロミオとジュリエット』を読み耽っている。松岡和子・小田島雄志・中野好夫の訳は、三者三様で本当に面白い。この偉大な物語をどう「宇田川式」にするかを考えている。いつかは挑みたかったシェイクスピア‼️ ※写真はジュリエット娘とロミオ息子(撮影は顧問妻) pic.twitter.com/K4mZqh5f9l

読了。これは、沖縄に関心のある方は（いや、関心のなかった人ほど）必読の書です。主人公は瀬長亀次郎、山之口貘、中野好夫。しかし、作者の柳さんはぼくの好きな作家だったけれど、このどストレートな情熱は、沖縄への思い入れの強さを痛いほど感じさせる。絶対に読んでください、みなさん! pic.twitter.com/3ys0a07jj9