『ありふれた教室』 辛うじて保たれていた秩序が静かに揺らぎ始める 標的へと容赦なく向けられる鋭い眼差しは逃げ場の無い小さくて狭い学校世界の中を乱反射し続ける 驚くべきほどにスリリングで雄弁な映像の語り口、堂々たるラストの切れ味に映画的興奮は隠しきれない pic.twitter.com/dCTBe21xPc

透過した映像を映す床面も含め複数の"膜"が、アピチャッポンの脳みそに焼き付いたホラー映画を乱反射させては光のイメージに解体し、見るぼくの網膜に差し込んでくる。観客のぼく…見る人の身体こそがSolarium…サンルームみたいにしてあって目玉はガラス窓なのだ。いくつもの目玉の窓が浮かんでいる。

あたしゃねぇ、コナ…映画の主題歌の中で一番好きなのが「あなたがいるから」なんですよ。 イントロのピアノで、左手の薬指に輝く誓いの指輪が乱反射してキラキラしているような美しさに始まり、歌詞も透明感のある歌声も、全部全部すき…。ちなみに瞳の中の…もめちゃくちゃ好き映画です！

【近刊情報】 小島なお『乱反射』（現代短歌クラシックス） こころとは脳の内部にあるという倫理の先生の目の奥の空 現代短歌新人賞と駿河梅花文学賞をW受賞し、映画化もされた小島なおの第一歌集が新装復刊。4月下旬発売予定です。 kankanbou.com/books/tanka/cl… pic.twitter.com/sXwmmzWfXd