ハロウェルが報告したベレンズの「生きている石」に関する『人類学とは何か』の中でのインゴルドの考察を読むと，これ，親鸞が語る「自然法爾」やん，とつい結びつけたくなる．とはいえ，人間と人間以外の存在を二元論的にみるのではなく，それをこえていくような視点は，やはり通じるものがあるかな．

文化人類学の父として知られるマリノフスキーにはじまり、レヴィ=ストロース、ボアズ、インゴルドという４人の人類学者をとおして文化人類学とは何かを伝えてくれる書

週に一度のスカイプ読書会☺️ 今日は『ラボラトリー・ライフ』を読みました。フィールドと理論の適合性や、どこまで中範囲の理論を目指すかなど、それぞれの現場から考えるところ多かったです。 今後 12/1『福祉NPO・社会的企業の経済社会学』 12/7『ピアノの日本史』 12/14『人類学とは何か』 です！ pic.twitter.com/4sV6qeYlPQ

インゴルドのアニミズム。人類学者とオジブワ老の石の生を巡る問答（『人類学とは何か』1章）は僧と国師の魂なきものの聞法を巡る道元の「無情説法」に似る。インゴルドの西洋思考の脱落に対し、道元は人間の力でなく法力の聞こえへと覆す。不意に岩田慶治に会う。アニミズムの現代意義は此辺に有る。