私も無関心だった。覚えているのは、駒場の宇宙科学で「大宇宙を考えると人間の争いのちっぽけさが馬鹿らしくなるから、宇宙科学は世界平和に寄与する」という詩を書いたら100点が来たことと、大貫隆先生の研究室で一学期間一対一でギリシア語を必死に習い続けて優をくれたことだけ。

加藤隆「キリスト教の本質 『不在の神』はいかにして生まれたか」（NHK出版新書）読了。吉本隆明「マチウ書試論」、田川建三「イエスという男」、大貫隆「イエスという経験」、柄谷行人「哲学の起源」と古代ユダヤ教から原始キリスト教を論じた書物は歴史や信仰の本質を鷲掴みにする面白さに→

弟子達や後代の人々によって様々に描かれ解釈された言説を、本人の動機と行為に焦点を当てて問い直そうと意図している点で、魚川祐司『仏教思想のゼロポイント』と大貫隆『イエスという経験』は似ているかも？？？

大貫隆『イエスという経験」を読んだ イエスの宣教の同機である神の国の「イメージ・ネットワーク」の再構成とイエスの時間理解である「全時的今」の抽出を企図した史的イエス論 ⅶ章の弟子たちが聖書を読み直す事で「復活信仰」が生まれたという点と、ⅷ章の「全時的今」の所が良かった pic.twitter.com/WAHT1CzDFV

大貫隆が言う所の「過去は過去であることをやめて未来に先回りし、そこから現在へ向かってきている。イエスにおいては、過去と未来が一つになっている」(p283-p284)という、「全時的今」という時間感覚がめちゃくちゃカッコいい

大貫隆『イエスという経験』では、著者が八木誠一や荒井献をビシバシ批判しているのが読める

死者はすでに蘇っており天上で祝宴を行っている（大貫隆『イエスという経験』）というのは、上手い理屈だな…

貧困層特有の不摂生な生活ゆえに50歳くらいで自分は死ぬはず。残り時間は15年。5年間は読者がいそうなテーマで批評を書き、残りの10年は自分がほんとうに「書きたい」ことを（深井智朗、大貫隆、明石順三…etc.について）書き、死にます。さようなら、皆さん（帰宅。昼寝する前に靖夫っちを読む） pic.twitter.com/tuWD9cEx2i

だってこれ訳してんだよ、大貫隆。ドイツ語以外で翻訳あるの日本語だけだっていってたぞ、これ pic.twitter.com/GrKkIBZPMz

大貫隆論を死ぬほど書きたいのだが、書いたところで5億パー読む人いないため、渋々宇野常寛論で同じことをやろうとしている

こ…これは…（大貫隆が『イエスという経験』でぶった斬っていた遠藤周作の研究書ではないか。大貫vs.遠藤の対立、たぶん宇野vs.東の思想的対立とほぼ同型な気がするので買い〜） pic.twitter.com/TLenh0Y35y

今世紀に日本語で書かれた思想書のなかでもっとも優れているのはブッシュ（息子）大統領の「俺たち十字軍だぜ、ヒャッハー！」発言にブチ切れた聖書学者の大貫隆が1ヶ月で書き上げた所謂"史的イエス論"『イエスという経験』に決まっている（反論は一切受けつけない）のだけど、きたぞきたぞ…って感じ pic.twitter.com/218T9IxbvC

少々神学的な議論をすると、ブルトマンというよりむしろブルトマン学派の大貫隆がガダマーから借りてきた「地平の融合」という学説をここに適用して、この「ヨハネだけが…」という突出は実は暗に「イエスだけが…」を反復していると見ることができる。ヨハネの語りえなさはイエスのそれの反復だ、と。

大貫隆と森本あんりを読もう

松岡正剛 千夜千冊 1846夜 大貫隆・島薗進・高橋義人・村上陽一郎編「グノーシス・異端と近代」 pic.twitter.com/P0rpszt9lY

聖書研究者でキリスト教がわかるひとはいないので、どうでもいいです。 大貫隆『ヨハネ福音書解釈の根本問題』（YOBEL, Inc.、2022年）を読んで。｜のぶたか #note note.com/loyola/n/n4c5d…

山内志朗がスコラ哲学からセカイ系作品を読み解いた本があるはずなのだけど、いまひとつどれかわからず、…これか…？ってなってる(これと大貫隆が90年代の援交女子高生に"グノーシスノリ"を読みこむ『グノーシスの神話』と、3.11の破局の中で書かれた「ツインテールの天使」を押さえておけば万事OK） pic.twitter.com/CdsthCrtph

1000ya.isis.ne.jp/1846.html グノーシス 異端と近代 大貫隆・島薗進・高橋義人・村上陽一郎編

✍🏼👀.oO( あとで見る ) ▶︎1846夜『グノーシス 異端と近代』 大貫隆・島薗進・高橋義人・村上陽一郎編 − 松岡正剛の千夜千冊 1000ya.isis.ne.jp/1846.html

返信先:@ai_zuizui7ヨナスでもいいですけど、東大の大貫隆先生などがもっとわかりやすい本をいろいろ出していますよ。よかったらどうぞ。🙂

日々の説教・大貫隆「現代の悪霊と信仰」 信じることは、落とし穴を心配して揺れ、右往左往すること。 blog.livedoor.jp/aogoomuzik/arc…

若き日の大貫隆がヴォルフハルト・パンネンベルクに捧げた論集『ロゴスとソフィア：ヨハネ福音書からグノーシスと初期教父への道』収録の「グノーシス主義とエイレナイオスの自然観」に、原初的な神的世界プレーローマの「破れ」についての興味深い解説があります。… pic.twitter.com/1OxFY3nqbX

「旧約聖書における価値を逆転させる〔マンダ教の〕用語法は……マンダ教がもともとユダヤ教から派生しながら、同時にユダヤ教から激しい迫害を受けてきたことに起因するのだろうか」（大貫隆『グノーシスの神話』）。 pic.twitter.com/vhVgJiag4a