私にとっての カードの意味連関を形成し、 他者の人生も織り込みながら 修正し続けるという事だろう。 極めて個人的に、具体的に 質と精度を磨いて行く。 まさに技術である。 未来予知でなく， カードを頼りに潜在意識に潜っていく そして 潜在意識が現実に現象した点を 蓄積し、記録して行く。

たとえば有名な公案である隻手音声なんかも、結局答えを出さなくてもいいのである。あのパラドキシカルな問いによって、自らがいかに意味連関に囚われているかに気づければよいのだ。

意味連関は意味カルマの濃度を上げる。意味カルマの濃度を上げた存在は強調される。

イヴ・ネッツハマー展、素晴らしかった。形や動きを捉えることで馴染んだ意味を希薄にしつつ、それでも残る意味連関を問うようだった。たとえば、戦車とゾウの形と動きが似ているというところから始めなければ、戦車についてもゾウについても語れはしないと言われているような。 pic.twitter.com/6K6EMCw1zp

使用文脈という型にデザインを流し込むとその混沌が反転しながら複製される。意味連関の総体としてみれば混沌が倍増している。使用文脈＝サブジェクトに迎合して道具の抽象度を下げると使用者の生活はより複雑になってしまう。そういう端的な構図が、デザインの仕事をしていると直観されてくるはずだ。