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加藤泰『懲役十八年』。クローズアップが、安藤昇の憤怒・近藤正臣の狂気・小池朝雄の狡猾・桜町弘子の愚直・小松方正の不気味を、なんだか演技を超えているところで提示していて、空恐ろしい。そう言う表情を適切な位置で拾ってくるカメラと、適切な位置に落とし込む編集の力。 pic.twitter.com/W7JRc0J4uV
加藤泰作品では、喜劇の要素が入った映画である。主演内田良平氏の何にでも積極的に挑戦する破天荒な役柄が面白く、演出もスピーディーなテンポと、桜町弘子様の恋人との恋愛譚が清々しい。暗鬱とした主題の多い加藤作品では、『大江戸の侠児』『真田風雲録』に通ずるコメディセンス溢れる佳品である。
「車夫遊侠伝 喧嘩辰」この映画のことなら何時間でも語っていられる加藤泰監督作。熱血野郎と勝気な女が繰り広げるどうかしているハイスピード・ラブコメ。笑って、泣けて、胸がジ〜ン。U-NEXTで見放題対象作になっているから、未見の方は黙って観て欲しいのです。映画の演出とは何かも分かります。
2度目の「階段お岩の亡霊」観賞。 この頃はまだアンクルとか構図とかクドくないのかな。とはいえ奥行きはちゃんとあるし、クライマックスの盛り上がりはすごい。この頃の富三郎はどこか虹郎っぽさがあるので、クズ役の似合う彼でリメイクを。そうか、ここで桜町弘子は出演してたのか。 pic.twitter.com/BRTMBVQg7e
『骨までしゃぶる』良い。タイトル通りの遊廓話のこの内容で、この後味はなかなかない。暗さを感じさせない桜町弘子の存在とモダンな斎藤一郎の音楽が大きいか。一方、諦念が滲む久保菜穂子の色香は絶品。三島雅夫の十八番・脂ぎった役も天下一品。もうちょっと違ったタイトルの方が…なんて野暮か。
桜町弘子が内田良平と共演した、加藤泰監督の傑作『車夫遊侠伝 喧嘩辰』('64) jp-films.com/watch-fighting… 加藤泰「オカシイ映画を作って見たいと思った。それが此の映画である。つまり、此の世に男と女のある限り、常に問題となる問題、 愛、 結婚、 男は女を求める。女は男を求める。(続 pic.twitter.com/FsHu2aLjNU