ゲマインシャフト (伝統的な互助共同体) に介入して、それにゲゼルシャフト (専制支配のために都合がよい経済合理性のある社会組織) としての働きを持たせた例が戦国時代にはあったと永原慶二は見ている。中世末期・近世初頭の日本の封建制は特殊ではなくヨーロッパのそれにちかい。

（この一ヶ月で読んだ本②） 永原慶二『戦国時代』 植原亮『遅考術』←勉強になった。要再読。 ガンゴタウィラ『正見』 佐伯真一『「武国」日本』 森元斎『死なないための暴力論』←面白かったが、小市民には刺激が強かった。『具体性の哲学』『アナキズム入門』からの3冊目。

その性格は全体として、単なる商人というより半ば家臣であり、同時に商人だった。 伝馬整備の目的はやはり領国の軍事的、経済的ネットワークの編成を目指す大名の要求だった。 ほぼおなじような性質の伝馬制度は、今川、武田、上杉などでも採用されている。 永原慶二『戦国時代』講談社 2000

決戦！桶狭間 この年、天下は三好が‼️　 #麒麟がくる 『戦国時代』永原慶二　年表より 永禄3年（1560） 5月　 桶狭間合戦で今川義元、信長に敗死 徳川家康、三河へ帰る 8月　 上杉謙信、関東へ出陣 10月 浅井久政隠遁。長政継ぐ 11月　 三好長慶、芥川城から飯盛城に移る。松永久秀、多聞山城を築く pic.twitter.com/NzSj5CR8RO