私だけがいない世界になっちゃえばいいんだ　そういう時にありがちな「何か忘れている気がするんだ、何かとても大切なことを」というの、1人の自己犠牲の末に成り立っている日常に、残された人々のごく少数だけが違和感を持っていて、かといってもう誰にもどうすることもできない無力感みたいなもの

君の側になんかずっといてあげない。 見守ってなんかあげない。 だから私の事なんか早く忘れて私の知らない場所で勝手に過ごせば良い。 だけど少しだけ願わせて。 私だけがいない世界が君にとって幸福な世界でありますように。 私がいなくなっても君だけはどうか幸せに生きて。 私の分まで…。