映画『美しさと哀しみと』（篠田正浩）の加賀まりこと八千草薫は2人で1つといった相補的関係にあり、八千草が過去の悲劇への恨みを捨てようとすると、反動として加賀がそれを吸い上げ復讐に走るようだ。なので、ふだんは大人しい八千草が、体重をかけて平手打ちしたり、鳥かごを蹴り飛ばすこともある。

返信先:@barabeni01紅緒さんと好みが同じなのは嬉しいです😊✨ 「みずうみ」も好きな作品です🍀川端康成の作品は「伊豆の踊子」のような朗らかな作風は寧ろ異色で「眠れる美女」や「片腕」などの死や病的なイメージがある作風が本質じゃないかなと思っています。 「美しさと哀しみと」の映画も気になるので見たいです👀✨

「美しさと哀しみと」(1965)面白い。かつて愛した女性の女の恋人が、小説家の息子に復讐する話。京都を舞台した監督らしい映像美もいいが、女主人公の加賀まりこが、何を考えてるか分からないまま、映画をどんどん引っ張り回していくのが興味深い。最後は読めるが、彼女の涙の意味を考えてしまう。 pic.twitter.com/7saZnuDFSu