奈良県王寺町の達磨寺について、奈良国立博物館 HP は、聖徳太子が出会った飢者が達磨大師の化身であり、飢者を葬った塚の上に仏堂を建立したのが寺の草創であるとしています。達磨寺の本堂は実際に古墳、すなわち塚の上に立地しているとありますが、池の件から、達磨寺が元々ここにあったか疑問です。

奈良県香芝市下田西で国道165号と168号が交差する下田交差点（34°32'33.1"N 135°42'11.8"E）と、葛城市竹内で奈良県道30号御所香芝線と国道166号が交差する交差点（34°30'36.6"N 135°42'06.0"E）を結ぶ線は、県道30号と一致します。この線は、北葛城郡王寺町の達磨寺と、近鉄新王寺駅の間へ至ります。

当麻寺の裏門を出たところにある茶屋で昼休後、染寺を経て、高邦らは達磨寺へ向かいます（48、53/297）。染寺は、現在の奈良県葛城市染野にある石光寺の別称で、このお寺の井戸で中将姫が曼荼羅を織る蓮糸を染めたという伝承があります。石光寺と、大津市の石山寺を結ぶ線は、近鉄下田駅を通ります。

「全国だるまさんがころんだ選手権」は実在して、奈良県王寺町で3回行われています 王寺町 達磨寺で「だるまさんがころんだ」選手権｜NHK 奈良県のニュース www3.nhk.or.jp/lnews/nara/202…