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とくにこの「破戒」の瀬川丑松は、寡黙で内向的で、内心の苦悩にただひたすら耐えつづける人物だから、役柄と演技がぴったり一致して、表現の錘が、水面下の非常に深い所にまで達する無類の好演となった。(『天才監督 木下惠介』長部日出雄)
ハンサムな二枚目は、相当に高い演技力を持っていても、なぜかその点で評価されることはめったにない。池部良は、大袈裟な芝居をせず、性根からその役になりきることに徹する。外国の優れた俳優は大抵そうで、それこそが映画演技の真髄なのだ。(『天才監督 木下惠介』長部日出雄)
昔通ってた映画学校の外国映画史講師の長部日出雄氏が、講義中の雑談で“メジャー系娯楽映画を馬鹿にしてアート系映画ばかり見て、特定の評論家を崇拝するような人を、私はシネマ・スノッブと呼んでます”とか皮肉っぽく言い、さすがB級映画から芸術映画まで分け隔てなく楽しんでおられるのだなと思った
新潮文庫版の小林信彦「日本の喜劇人」を読んでるんだけど、小林と永六輔と長部日出雄が石井均の楽屋に行ったエピソードがあって、≪永六輔と私は、二十七であり》とありすこしびっくり。永六輔が昭和一桁なのは知ってたけど、もっと上のイメージがあった。
【文学賞受賞作品を読んでみよう!】 第69回 直木三十五賞受賞作 「津軽世去れ節・津軽じょんから節(つがるよされぶし・つがるじょんがらぶし)」 (著)長部日出雄 literary-award-db.com/bookdetail/245
【矢巾/書架展示】 書架展示より、図書館員おすすめの本をご紹介します。 ・長部日出雄[ほか]著『太宰治』910.268/G94/17,小学館,1991 ・渡部芳紀著『太宰治心の王者』910.268/D49W,洋々社,1984 ・神谷忠孝, 安藤宏編『太宰治全作品研究事典』910.268/D49,勉誠社,1995 太宰文学の魅力を再発見!
『東京の暴れん坊』の脚本を書いた石郷岡 豪は、「ジャングル大帝」の主題歌の作詞者でもあるのだが、スラップスティック喜劇をめざした作家だったのか。長部日出雄と同郷の幼馴染とは知らなんだ。33歳で癌を患い、就寝中の火事で死去とは……。「ゲバゲバ90分」に参加してほしかったと長部は嘆く。 pic.twitter.com/NxqdYsgv9v
毎日朝刊15p、映画 "二十四の瞳" 作家 長部日出雄。黒澤作品が7人7様の侍の個性を、それぞれ一種の典型にまで高めていったのと同様に、壺井栄原作の木下作品は、大石先生の教え子の12人を、外見でも性格でも一目で分かる様に、画然と12通りに描き分けて見せた。
毎日朝刊15p、映画 "二十四の瞳" 作家 長部日出雄。黒澤明監督 "七人の侍" と同じ昭和29(1959)年に封切られた木下恵介監督 "二十四の瞳" は、前者が躍動感と迫力に満ち、後者は長閑な情感を漂わせ、作風が全く対照的で一見似ても似つかない。だが意外な共通点がある。