一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば自分の幸福なのだ。川端康成 #meigen

豊崎由美さんが先日呟かれていて気になり、川端康成さんは好きな作家でたいていの作品は読んでしまったから、次はこういうアプローチで読んでみようと思って借りてきた。文学賞が作家を見世物にするための手段ではなくて、それぞれに特色がある事を知った。短編集なので、気軽だし、何より読書が楽しい pic.twitter.com/0vB0OKfhS7

騙されないで人を愛そう、愛されようなんて思うのは、すいぶん虫のいい話だ。（川端康成）

両殿下のご案内で、御所の回廊をまはりながら、お庭を拝見することになつたが、片足の悪い佐藤（春夫）さんは歩くのに杖を離すことがなく、回廊で杖を落とした。その杖をすぐに拾つて、佐藤さんに渡されたのは妃殿下であつた。 美智子妃殿下／川端康成

川端康成はロリコン。『眠れる美女』でロリコンぶり発揮。三島由紀夫はホモでそれを隠すために結婚する。「葬式で泣くのは偽善者だ」と言っていた芥川龍之介は、夏目漱石の葬式で号泣するツンデレ。文学史って実は面白い。kinocoma

day3 「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた」 川端康成『伊豆の踊り子』

現実家のメガネをかけた肥つた顔といふのは、私のこの世でいちばんきらひな顔です。〈昭和四十四年八月四日付〉 川端康成宛書簡／三島由紀夫

川端康成めちゃいいもっと前に読んどけばよかた

なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。川端康成『雪国』

作家としての〈立場〉をつくるということ : 『川端康成／三島由紀夫　往復書簡』を読む hdl.handle.net/2324/15099

返信先:@AnimeAnime_jpイッテQとPRIDEのナレーションはダメですか…そうですか(川端康成)

三島由紀夫（みしまゆきお） 数多の文士の影響を受けたその文体は天才的と称される程であり、かつて川端康成と共にノーベル文学賞候補に挙がった文士。 プライベートでは結構なおちゃめさんであり、そして筋肉バッキバキである 入場BGM ↓ youtube.com/watch?v=VgoG9z…

返信先:@otabonjiねっとりとして可憐な女性が性癖な坂口安吾(『夜長姫と耳男』『桜の森、満開の下』など)や、美しい言葉で己のフェチシズムを書き綴る川端康成(『片腕の女』『水晶幻想』など)。 怪奇もので小栗虫太郎(『黒死館殺人事件』『人外魔境』など)、愛らしくちょっとえっちな稲垣足穂(『一千一秒物語』など)→

【文学】 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 ――川端康成：雪国

千葉雅也さんが第 45 回川端康成文学賞を受賞されました。おめでとうございます。 受賞作「マジックミラー」はこちらに掲載されています。 「ことばと vol.1（書肆侃侃房）」 nohoshobo.stores.jp/items/5e9d2cba…

「夏の靴」：川端康成 toyokuma.air-nifty.com/book/2021/04/p…

時雄が空想する結婚は、夫となり妻となる事ではなかつた。彼と弓子との二人が二人とも子供になる事だつた。子供心で遊び戯れる事だつた。彼も弓子も幼い時から家庭を失つてゐたから、本当の子供心で暮した事がない。だから二人で力を合せてその埋れた子供心を掘り出したかつた。 南方の火／川端康成

私は忘れられた過去の誠実な気持に対面した。しかし、この祖父の姿は私の記憶の中の祖父の姿より醜くかつた。私の記憶は十年間祖父の姿を清らかに洗ひ続けてゐたのだつた。 十六歳の日記／川端康成

ますますバカなことを言ふとお笑ひでせうが、小生が怖れるのは死ではなくて、死後の家族の名誉です。〈昭和四十四年八月四日付〉 川端康成宛書簡／三島由紀夫

芥川龍之介は大正時代に文壇で流行ったスポーツやゲームが嫌いだったが、 菊池寛の家で、川端康成とピンポンをさせられる羽目に。 どちらも非常に下手だったので、中々勝負がつかなかったというエピソードが好き。 #蝶の筆

忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。 川端康成『散りぬるを』

なにも目の前の名の知れた花でなくともよろしいのです。フランスのやうな遠い国の、名知らぬ山の、見知らぬ花に、あなたが生れかはつていらつしやると思つて、その花にものいひかけるにしてもおなじなのです。それほどまでに今もやはり私はあなたを愛してをります。 抒情歌／川端康成

川端康成先生が雪国に飽きて、執筆の合間にタケノコを植えたから #北海道新幹線大喜利 #北海道新幹線5周年🚅✨🐟🦀🐑🍜🥔🌽✨✨✨✨💓💞💞💞

川端康成ってほんとに女性がだいすきなんだな…とヒシヒシと、ね。

死んだ時に 人を悲しませないのが、 人間最高の美徳さ。 川端康成

1934年から３年間、川端康成が滞在し「かすみの間」で小説『雪国』を執筆したという新潟県湯沢温泉にある旅館は？→高半

二人の結婚は美しかった。なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。二人の離婚もまた美しかった。なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。 by 川端康成

身も心も愛して欲しいのに、なぜ男は冷たいふりをするのよ。 by 川端康成

どんな花かて、見る時と場所とで、胸にしみることがあるもんや。by 川端康成

あの世でもやはりこの世のあなたのお姿をしていらつしやるあなたに向つてよりも、私の目の前の早咲きの蕾を持つ紅梅に、あなたが生れかはつていらつしやるといふおとぎばなしをこしらへ、その床の間の紅梅に向つての方が、どんなにうれしいかしれません。 抒情歌／川端康成

【ＢＬの香りがする小説】川端康成「少年」

人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。‖ 川端康成

『源氏物語』を註釈本や小型文庫本、つまり今のこまかい活字本で読んで来たが、ある時、北村季吟の『湖月抄』の木版本で読むと、ずいぶん印象がちがつた。さらに遠くさかのぼつて王朝のころにあの美しい仮名書きの筆写で読んだ印象はどうであつたらうか 美しさと哀しみと／川端康成

今日の花は薔薇と菊と雛罌粟と、名も知らぬか弱き花と。 食慾のない病人は、ひたすらに花にすがつて痩せて行く。 大阪の「辻馬車」が玄關から這入つて來た。 川端康成の葉書が舞ひ込んで來ると、風がやんだ。 "横光利一『寝たらぬ日記』

美術品、ことに古美術を見てをりますと、これを見てゐる時の自分だけがこの生につながつてゐるやうな思ひがいたします。さうでない時の自分は汚辱と悪逆と傷枯の生涯の果て、死のなかから微かに死にさからつてゐたに過ぎなかつたやうな思ひもいたします。 反橋／川端康成

二人の結婚は美しかった。 なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。 二人の離婚もまた美しかった。 なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。 -　川端康成　- （日本の小説家、ノーベル文学賞受賞 / 1899～1972）

馬車にはねられて…馬車？ もうこの時点で川端康成ぐらいは超えてる笑 #サガフロ

川端が終生、書いたものを裂れ裂れに、少しづゝ殘してゐるかうした感想を、ごく素直にとつて、川端の作品が「精神の内面に宗教的に働」くのを靜かに待つやうに讀むのが、この數年來私の慣はしである。(354頁「川端康成『古都』」より)

生きるといふことは、年月の流れのうちに抱いて来たものを捨てることではありませんし、心をふみにじることでもありませんでせう。 北の海から／川端康成

「要するに恋愛なんて言うものは、何を利用しても成立する程に下らないものなのかもしれない」 （川端康成の「時計」という作品からの引用）