個人的には内面で好きになることが正義だとか純粋だとは思わない、外も中も区切れるものでは無いし。ただ自分がどうかと言うと外面は清潔感とか以外に恋愛とは無関係に感じる。じゃあ何に恋愛的魅力を感じるかと言うと知識かなぁと思った

…といった点について、拙稿で恐縮ですが、『現代思想』2021年9月号 特集＝〈恋愛〉の現在 に寄稿した「クワロマンティック宣言――『恋愛的魅力』は意味をなさない！」では、英語圏のAce/Aroブログコミュニティの中から"quoiromantic"という語が生まれた経緯を追いつつ、記述しております。

「クワロマンティック」 について、検索するとよく出てくる「友情と恋愛が分けられない」という定義は、必ずしも正確ではなかったりします。 どちらかというと重要なのは、「『恋愛的魅力』や『恋愛の指向』といった概念自体が自分にとっては意味をなさない・適さないと感じる」という部分です。

人間的魅力と恋愛的魅力が違うから、アタオカかぽーがいるだな 恋愛的魅力 人間的魅力　　 結婚を決意させる魅力 結婚を維持する能力 が同一ではない部分があるから まさかの未婚者とまさかの既婚者がいるんだろうな じゃなきゃ殺人夫婦とか存在しなくない なお、平は何一つないので、察して

性的恋愛的魅力を感じるかどうかと欲求を感じるかどうかって別だと思うんだよね　「返して欲しいか」じゃなくて自分が感じるかどうかね

ロリィタコミュニティのコアに、クワロマンティック(「恋愛的魅力」や「恋愛の指向」といった概念自体が自分にとっては意味をなさない・適さないと感じるアイデンティティ) を見出すというのは、かなりよい指摘だと思う。…

詳細や目次は青土社のこのページをご参照ください。 seidosha.co.jp/book/index.php… クワロマンティック(「恋愛的魅力」や「恋愛の指向」といった概念自体が自分にとっては意味をなさない・適さないと感じるアイデンティティ)の視点から『下妻物語』を読み返すことで新しい見方を提示できていれば幸いです。

自分に対して好意を持った相手が上記かどうか疑う人は自己肯定感が低いって話を見たんだけど、こちらの思想を知ってる上で好きになり告白してくる時点で正気では無いと思ってる。 これは自己肯定感の低さが原因じゃなくて、客観的に見た時に恋愛的魅力がないと思ってるからだと思ってる。

2つの文献を参照しています。 ①ReBitが2022年に実施したLGBTQユースを対象にした調査で10代の孤独孤立が全国調査比で8.6倍と判明したことrebitlgbt.org/news/9264 ②青土社『現代思想 特集〈恋愛〉の現在』に収録の中村香住による論考「クワロマンティック宣言『恋愛的魅力』は意味をなさない！」

性的魅力と恋愛的魅力を別々に表現してくれてるしアセクシャルの人でも性的なことを嫌悪する人もいればそうでもない人もいる(そしてその理由も人それぞれ)ということも伝えてくれてる！ pic.twitter.com/XGDfN7JxED

拙稿「クワロマンティック宣言――「恋愛的魅力」は意味をなさない！」は、2021年に『現代思想』に寄稿したものですが、2年半ほど経った今でもたくさんの反響をいただいていて、本当にありがたいことだなと感じております。 制度化されない親密性についての研究、さらに進めていきたいと思っています。

「クワロマンティック」 quoiromantic とは、フランス語の"quoi"(「何」)に由来していて、「恋愛的魅力」や「恋愛の指向(romantic orientation)」といった概念自体が自分にとっては意味をなさない・適さないと感じるアイデンティティのことです。 詳しくは拙稿「クワロマンティック宣言」をどうぞ。

【目次が出たので改めて告知】 『現代思想』2021年9月号 特集＝〈恋愛〉の現在 に、拙論「クワロマンティック宣言――「恋愛的魅力」は意味をなさない！」を寄稿しました。 「恋愛感情」という概念に少しでも違和感や疑問を持つ全ての人に読んでほしいです。 8月27日発売予定。 seidosha.co.jp/book/index.php… pic.twitter.com/ndO29CHEnz