もうすこし助言すれば、産学連携研究によって、自分の専門性の企業研究職への活かし方が具体的に分かる。実際の経験を積めるので、企業に就職した後の自分の能力の活かし方のイメージを面談などで表すことも出来るようになるだろう。 x.com/tkmpkm1_mkkr/s…

今、僕のツイートを見ている若手研究者や大学院生で、産学連携研究をPIにやらさせられておかげで論文がたまらずに真っ青になってる人がいるなら、もう企業を受けた方がいい。もう雇ってくれるのが企業向きになってしまっているのだ。割と縁がある会社もありえると思うぞ。

産学連携研究は優秀な研究者を潰し得ることになる。 産学連携研究をしていると論文が出しにくい事が多いので、やらされていた研究者は優秀であっても論文が出せないので、アカデミアの公募が論文の本数と教歴を重視する限りは、産学連携やってたから論文が無いんですといっても評価はしないだろ。

こちらは高評価で好待遇で採用されるという事例が実はかなりある。そういう点では、産学連携研究の促進もまた、アカデミア衰退と優秀人材の企業への就職を促すものになる。

これをもう少し理屈を話すと、企業と共同研究していたとか実際の公募ではあんまり評価されることがないので、産学連携研究ばかりやらされるとポジションが得られにくくなる。そうするとアカデミア志向だった人も、任期が切れた後の仕事がいつまでも見つからないので、仕方なく企業を受けて見たら x.com/tkmpkm1_mkkr/s…

企業と共同研究をしていると成果が論文になりにくい。だから学生やポスドクで企業との共同研究関係をやらされるとアカデミア方向のキャリアが詰む可能性があるんだが、一方で企業への就職はかなりしやすくなる。そういう点では優秀な人材を産学連携研究させると、優秀な人材はアカデミアから去る。

夕暮れ時の明治大学地域産学連携研究センター。通称、エスカレーター棟。生田キャンパスの急峻な坂道を登るか否かの選択を迫る。そういう性格を表した外観に見えた。 pic.x.com/xj5vzpmxw8

近大って純アカデミアな研究は色々疑問があるけど、産学連携研究となると世間に広告されてる通り相当の蓄積があって活気がある 企業からの寄付金というパワーワードを投げると熟練の猛者職員が現れて、先生はそこで見てなさい、といった調子でホイホイ手続きが進んだ