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◆第１０６回全国高校野球選手権　東東京大会▽３回戦　修徳１０―０日比谷＝５回コールド＝（１５日・神宮） 　修徳は日比谷相手に５回コールド勝ちで４回戦に駒を進めた。 　元日本ハム内野手でスカウトを務める裕志氏を父に持つ先発・飯山大夢（ひろむ、３年）は「立ち上がりちょっと力んでいて崩れてしまった」としながらも３回１安打無失点、６奪三振の好投でチームを引っ張った。双子の弟・成夢（なるむ、３年）は中央学院の正捕手で今春センバツ４強を果たしたが、「そんなに意識していない」と自然体を貫く覚悟。次戦以降に向け「打たせて取って守備のリズムを作りたい」と静かに闘志を燃やした。

スポーツ報知-3時間前

◇第106回全国高校野球選手権東東京大会3回戦　修徳10－0都日比谷（2024年7月15日　神宮） 　2回終了時で9―0。それでも修徳のエース・飯山大夢（ひろむ＝3年）の気が緩むことはない。3回までに6個の三振を奪うなど1安打無失点。伸びのある直球を軸に圧倒した。「序盤は力みが出てしまいました」。マウンドでは淡々と投げたが、やはり初戦の高ぶりもあって制球を乱した。荒井監督からは「打たせた方が野手がリズムに乗るぞ」と助言をもらって気持ちもフォームも修正。低めに制球する、本来の投球を取り戻した。 　父は元日本ハムで堅実な守備を武器として通算911試合に出場した裕志氏（現スカウト兼プロスカウト）。野球にひたむきな父の背中を見て、自身も努力を重ねた。脳裏に焼き付いているシーンは17年10月3日、札幌ドームで行われた引退試合。8回表の守備から途中出場した父は、最後の舞台でも若手のように守備位置まで全力疾走した。飯山は「最後まで全力でやり遂げる姿は、今の野球哲学の礎です」と誇る。高校最後の夏。つらくても、苦しくても、全力で腕を振る。（菊地　一） 　≪千葉・中央学院　双子の弟・成夢　同日勝利喜ぶ≫兄から遅れること約40分で始まった千葉大会3回戦の千葉敬愛戦に6―2で勝利。双子の弟の中央学院・成夢（なるむ＝3年）は「同じ日に勝てたのはうれしいです」と汗を拭った。自身は3打数無安打も、捕手としては投手陣を巧みにリードして貢献。成夢は寮生活のため兄と連絡を取り合うことは少ないが「大夢も頑張っていると思う。双子そろって甲子園に出ることがこの夏の夢。必ずかなえたい」と目を輝かせた。 　▼日本ハム・飯山裕志スカウト兼プロスカウト（双子の成夢と大夢の父）大夢は1試合目で緊張していたと思うし、成夢は2試合目だったので落ち着いてできたと思う。2人とも目指す場所（甲子園）に向けて好発進できて良かった。

スポニチアネックス-4時間前