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＜日本ハム4－1ロッテ＞◇14日◇エスコンフィールド 　日本ハム新庄剛志監督（52）が母校西日本短大付（福岡）の後輩に負けじと高校野球イズムたっぷりの奇策で、2位再浮上した。1点勝ち越した直後の2回無死二、三塁、伏見が初球スクイズを決め、1死三塁で水野も連続初球スクイズ。一気に畳みかけ「よく決めてくれました」と喜んだ。 　昨年6月24日ロッテ戦（ZOZOマリン）では同点の9回無死二、三塁で石井にスクイズを命じたが、作戦が読まれて失敗。1死三塁となって、再び石井にスクイズを命じたが、またも作戦が読まれて連続失敗となり、その裏にサヨナラ負け。連勝が5で止まり、勢いを止められた。「去年ね、サインを見破られましたからね。意識しますよ。でも選手を信じてサインを出しました」。ホームでの雪辱連続スクイズで、対ロッテ戦勝ち越しを決めた。 　試合開始前には吉報も届いた。夏の甲子園2回戦で母校が菰野（三重）を相手に12安打で13点を奪い13－0で大勝。「申し訳ないけど（日本ハムの）練習より西短の試合を見てました」。13点目はスクイズを決め「そのマネをさせてもらいました」とニッコリ。9日の金足農（秋田）との初戦は移動日で試合がなかったが、初の同日試合で圧倒した後輩達の進撃は、指揮官にも大きな刺激になった。 　同高の西村監督は同級生。次戦の京都国際戦は17日午前10時35分開始予定。日本ハムは午後2時から京セラドーム大阪でのオリックス戦が控えている。「（次戦は甲子園に）行きたいと思っていますけどデーゲームなんで（見られても）1回1／3ちょっと？　でも西村監督と会って、選手は遠くから（見る）」と“ショート観戦”をもくろむ。「今のレベルなら決勝までいける実力があると思う」。首位ソフトバンクが敗れ11ゲーム差。後輩球児の奮闘を励みに、新庄監督も頂点の座を目指す。【永野高輔】 　

日刊スポーツ-4時間前

◆全国高校野球選手権2回戦　西日本短大付13―0菰野（14日・甲子園） 　西日本短大付の2年生右腕中野琉碧（るい）が7回から2番手で登板。1安打無失点と好投して先発村上太一（3年）からの無失点リレーを達成した。 　7回1死から安打で走者を出したが併殺で切り抜けると、8回以降は無安打で抑えた。甲子園初登板だったが「2ストライクから安打を打たれたけど、バックが助けてくれて安心して投げられた。点差があったので楽に投げられました」とリラックスして投げられた。 　父はJR九州の中野滋樹監督。都市対抗野球や日本選手権で首位打者に輝くなど数々の実績を持ち、日本代表として国際大会でも活躍した父からは「楽しんでこい」とメッセージをもらった。後押しの言葉を受け、聖地のマウンドで楽しむ姿をスタンドの父に届けた。

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