Yahoo! JAPAN

第１０６回全国高校野球選手権大会大阪大会（２８日、大阪桐蔭３－１東海大大阪仰星、大阪シティ信用金庫スタジアム）選抜８強の大阪桐蔭が東海大大阪仰星を３－１で破り、２年ぶり１３度目の夏の甲子園切符をつかんだ。 ０－０の二回、先頭の４番・徳丸快晴外野手（３年）が一塁の頭を越す痛烈なライナーで右翼線に打球を運んで二塁打。犠打で三塁に進め、６番・内山彰梧内野手（３年）の二ゴロで先制のホームを踏んだ。４回には８番・山路朝大（あさひ）内野手（３年）が２打席連続となる左前打で出塁すると、２死二塁から１番・吉田翔輝外野手（３年）の左前適時打で貴重な追加点を奪った。 決勝の先発を任されたのは最速１５１キロ右腕の２年生・森陽樹投手。一回に２死から連打と四球で満塁のピンチを招いたが、力強い直球で空振り三振に仕留めた。三回まで毎回安打を許すも、要所は直球とフォークで三振を奪い、四回以降は立ち直った。八回に１点を失ったが、最後まで投げ抜いて１５奪三振の完投勝利を挙げた。 昨夏の決勝では履正社に０－３で敗れて悔し涙を流した。主将の宮本真司郎内野手（３年）は６日に京セラで行われた開会式で今夏に懸ける思いを口にしていた。「甲子園に行けなかった悔しさからこのチームはスタートした。楽な試合なんて一つもない。一戦必勝で戦って、全員で甲子園に乗り込みたい」。決勝でも相手先発・壹崎晃心投手（３年）の緩急をつけた投球に苦戦。それでもチーム全体でつなぎの野球に徹し、接戦を勝ち切った。 前回夏の甲子園に出場した２０２２年は準々決勝で４－５で下関国際に敗れた。根尾昂（中日）、藤原恭大（ロッテ）を擁して春夏連覇を達成した１８年以来の頂点へ。府大会に出場した１６８校、１５５チームの代表として、８月７日に開幕する第１０６回全国高校野球選手権大会（甲子園）を戦う。

サンケイスポーツ-4分前

＜高校野球山口大会：南陽工4－3下関国際＞◇28日◇決勝◇山口マツダ西京きずなスタジアム 　南陽工が逆転勝ちで14年ぶり甲子園出場を決めた。3点を追う6回に1点を返し息を吹き返した。同点に追いついた8回。2死二、三塁から、7番宮脇一平内野手（2年）の左前打で勝ち越した。 　◆南陽工　1962年（昭37）創立の男女共学県立校。学科は機械システム、電気、応用化学。生徒数346人（女子16人）。野球部創部は63年。部員40人。甲子園は春5度、夏は14年ぶり4度目。主なOBは元広島津田恒美、元阪神岩本輝。所在地は山口県周南市温田1の1の1。斉藤英一郎校長。

日刊スポーツ-13分前