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「高校では野球をやらずに地元の高校に通って、普通に過ごそうと思っていました」 そう語るのは、この春、速球派右腕として全国に名を轟かせた吉留 勇太（3年）だ。 4月13日、四日市市営霞ヶ浦球場に行われた、いなべ総合との県大会初戦。ここで吉留のストレートは155キロを計測する。それ以外の投球でも150キロ台を連発して、一躍脚光を浴びたのだ。 高校球界屈指のスピードボールを投げる吉留はなぜ、近大高専という技術者を養成する5年制学校に進み、この2年数ヶ月でどのような成長を遂げたのか。また、注目が集まる今後の進路についても迫った。

高校野球ドットコム-13時間前

＜第106回全国高校野球選手権三重大会：尾鷲8－5いなべ総合＞◇6日◇1回戦◇四日市市営霞ケ浦 6日に開幕した三重大会は、今夏も下克上を予感させる展開となった。 春は「尾鷲・紀南」の連合チームで参加し1次予選で敗退していた尾鷲が、1回戦で昨夏の代表校・いなべ総合と対戦。8回まで4対4の接戦を演じ、迎えた9回表2死満塁の場面で主将・山城 璃毅之捕手（3年）の左越え満塁本塁打が飛び出し、8対5で勝利を収めたのだ。 ベンチ入りメンバーが15人の尾鷲は、初回に2点を先制するも、2、7回に2点ずつを取られ、試合が進むにつれて劣勢を強いられる。しかし、8回から驚異の粘りを見せた。勝ち越された直後の8回表に2点を入れて同点とすると、9回に劇的な一発が飛び出し、先発の川端 惺七投手（3年）が9回裏のいなべ総合の反撃を1点にしのいで、見事に勝ち切った。 三重大会は、2018年に白山を甲子園初出場に導き、TVドラマ「下克上球児」のモデルにもなった東拓司監督が率いる昴学園が第3シードとなり大会前から注目を集めていた。新たに下克上に名乗りを上げた尾鷲は、19日に神戸と2回戦を迎える。昴学園も初戦は19日。三重県の下克上ストーリーは、さらにヒートアップしていくことになる。

高校野球ドットコム-4日前