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第106回全国高校野球選手権大会9日目となる15日の第1試合では、中京大中京（愛知）と神村学園（鹿児島）が対戦する。左腕エースを擁する両チーム。打線がどこまで打ち崩せるかがカギとなりそうだ。 中京大中京は右の3番打者の山田 頼旺外野手（3年）の復活が望まれる。愛知大会では打率.259で本塁打はなかったが、7安打中、二塁打3本と長打力がある。甲子園初戦の宮崎商（宮崎）戦では安打がなかっただけに、本人も期するものはあるはず。均整の取れた体格から生み出される長打力が発揮できれば、打線にも勢いがつく。神村学園の左腕エース、今村 拓未投手（3年）攻略のキーマンと言える。 神村学園も、打線の大黒柱、4番の正林 輝大外野手（3年）に初戦で安打がなかった。鹿児島大会では打率.450を誇っていただけに、調子を取り戻すことができるか。今センバツでは本塁打を放ち、U-18日本代表候補に選ばれている左のスラッガーが、中京大中京の左腕エース、中井 遥次郎投手（3年）攻略の先頭に立つことができるか。 初戦で好投した神村学園の今村と対照的に、中京大中京の中井は初戦で本来の調子ではなかった面もある。2戦目となるマウンドで「変身」することができるか。 神村学園は4強に進んだ昨年に続く夏2勝、中京大中京は夏甲子園通算80勝がかかる。

高校野球ドットコム-1時間前

◆第１０６回全国高校野球選手権大会（１３日・甲子園） 　１３日第４試合の花巻東で、第１０６回全国高校野球選手権大会は出場全４９校が登場した。巨人・水野雄仁スカウト部長（５８）が注目選手をピックアップした。 ＊　＊　＊　＊ 　投手では報徳学園の今朝丸君が際立ちました。上背があって、将来性にあふれています。左腕では東海大相模の藤田君。１９８センチの長身で１４５キロを超えるのは魅力的。２人はドラフト候補になってくるでしょう。 　関東第一の坂井君も力強い投球で変化球もうまく使えていました。広陵の高尾君はピッチングの巧みさが特長。青森山田の関君、花咲徳栄の上原君、北陸の竹田君もいいボールを投げていましたね。 　捕手では健大高崎の箱山君。攻守に高校生でトップクラスだと思います。内野手では花咲徳栄の石塚君が走攻守に優れていました。早実の宇野君は木のバットをしっかり扱えていましたね。宮崎商の中村君も楽しみなショートです。 　外野手では大阪桐蔭の境君が三拍子そろった好選手。神村学園・正林君のバットコントロールにも目を見張りました。今夏は全体的に、素材型の選手が多かった印象です。

スポーツ報知-12時間前