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第１０６回全国高校野球選手権兵庫大会の運営本部は１１日、天候不良のため、兵庫県内８球場で予定されていた２回戦計１６試合のうち、尼崎市ベイコム、高砂、姫路市ウインク、淡路佐野球場での各１試合計４試合を中止にすると発表した。その他の試合では、一部を除いて予定より開始時刻を遅らせるとした。 　１１日の第１試合の開始予定時刻とカードは次の通り。 　【尼崎市ベイコム】午後２時　報徳－舞子（淡路－神戸科技は中止） 　【Ｇ７スタジアム神戸】正午　三田祥雲館－上郡 　【明石トーカロ】午前１１時　神戸国際大付－滝川 　【高砂】午後２時　淳心－明石南（加古川北－市伊丹は中止） 　【姫路市ウインク】午後１時　飾磨－氷上（高砂－三田松聖は中止） 　【三田市神姫バスキッピー】午時１１時半　柏原－武庫荘総合 　【豊岡こうのとり】午前１１時　神港学園－八鹿 　【淡路佐野】午後２時　加古川東－神崎（甲陽－神戸第一は中止） 【兵庫大会特集ページ】試合速報や勝ち上がり表、写真集

神戸新聞NEXT-5時間前

（11日、第106回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦　滝川―神戸国際大付） 　滝川は、兵庫大会の優勝候補の神戸国際大付に挑む。滝川には、1回戦で登板しなかった最速151キロ右腕の2年生エース、新井瑛太投手がいる。 　新井投手は、中学生の頃は外野手だった。「まさか投手をするなんて思わなかった」と振り返る。 　1年生から外野手、3番打者としてベンチ入りした。その夏は、3回戦で報徳学園に敗れたが、今朝丸裕喜投手（3年）と間木歩投手（3年）から安打を放つ活躍を見せた。 　その後、近藤洋輔監督から「投手をやってみないか」と提案された。「肩が強く、外野から投げる球の伸びを見て、投手に向いているのではないかと思った」と近藤監督は話す。 　昨秋の球速は140キロ超だった。冬場はゴムチューブを使った肩の可動域を広げるトレーニングをした。複数の変化球も身につけた。さらに海岸の砂浜で走り込みを繰り返し、体重は6キロ増の78キロに。今年3月、球速は150キロを超えていた。 　新井投手は「まさかこんなに速くなるとは思わなかった」と喜ぶ。「砂浜での走り込みで下半身を強化したこと、球の回転数を上げることを意識したことが、球速に影響したのかも」と言った。制球力や体力を課題に挙げる一方で、高校3年の夏に160キロを記録することが目標という。 　神戸国際大付との試合に向けては、「（登板すれば）完封に抑えて、その勢いで甲子園に行きたい」と語った。（森直由）

朝日新聞デジタル-21時間前