Yahoo! JAPAN

第106回全国高校野球選手権大会は第6日の12日、阪神甲子園球場で2回戦があり、鳥取城北が明徳義塾（高知）に0―7で敗れ、12年ぶりの初戦突破はならなかった。鳥取城北の大林仁監督の試合後の主なコメントは次の通り。 　◇鳥取城北・大林仁監督 　残念な結果になったが、生徒は最後まで諦めずに鳥取大会からやっていたことをやってくれた。四死球からの失点だったり、バントがしっかり決められなかったりといったところから、明徳義塾との差が開いたと思う。 　＜試合の流れを左右したイニングは＞ 　一、二回の失点で浮足立ってしまった部分があると思う。 　＜エース鈴木欧音投手が五回途中から登板した。継投のタイミングは＞ 　本当は（先発の田中勇飛投手が）もう少し投げてほしかったが、（代えるのが）遅かったと思う。 　＜明徳義塾が手ごわいと感じた部分は＞ 　スリーバントもしっかり決めていたし、得点圏に走者が進んだときの集中力はしっかり鍛えられていると感じた。 　（今年の鳥取城北の3年生は）本当に野球をしっかりやる子たちで、野球以外のところでも模範になるような生徒だった。2年生は、今以上のチームを作っていってほしい。

毎日新聞-38分前

第１０６回全国高校野球選手権大会第６日第３試合（１２日、鳥取城北０－７明徳義塾、甲子園）２年ぶり２３度目出場の明徳義塾（高知）が鳥取城北を下した。 先発の２年生左腕、池崎安侍朗（あんじろう）投手が〝マダックス〟（１００球未満の完封）を達成。直球は１３０キロ前後だが、緩い変化球を交えて鳥取城北打線を翻弄。テンポよく低めに投げ込んで凡打の山を築き、９５球で完封した。 攻撃では、一回１死三塁から３番・藤森海斗外野手（２年）の左犠飛で１点を先制。その後も計１０安打を放ち、７得点を奪って快勝した。 夏の甲子園での〝マダックス〟は、第１０１回大会（２０１９年）で星稜の奥川恭伸投手（現ヤクルト）が１回戦の旭川大高戦でマークして以来、５年ぶり。池崎は「暑い中で球数は大事だと監督さんから言われていたので、球数は意識していた。低めで打たせて取ることができた」と胸を張った。 ２００６年第１回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の翌年の２００７年生まれ。野球が好きな両親から、侍ジャパンの「侍」と、両親がファンであるイチロー氏の本名・鈴木一朗の「朗」を含んだ「安侍朗」という名前を授かった。出身は鹿児島・奄美大島だが、４歳からは甲子園から近い兵庫・尼崎市で過ごした。「何回も観戦に来たことのある球場で、すごく楽しみだった」という憧れの聖地で好投を披露し、勝利に貢献した。 次戦は大会第１０日の第３試合で関東第一（東東京）─北陸（福井）の勝者と戦う。「甲子園に来たからには、日本一を目指していきます」と力を込めた。

サンケイスポーツ-57分前