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第106回全国高校野球選手権大会（日本高野連など主催）は大会第8日の14日、2回戦4試合があり、16年ぶり3度目の出場となった県代表・菰野は、福岡県代表の西日本短大付に0―13で敗れて3回戦に進めなかった。 　2年生主体の戦力で、1回戦で南陽工（山口）を6―2で下し、春夏通算4度目の甲子園で初勝利を挙げたが、ベスト16入りをかけた2回戦で苦杯をなめた。南陽工戦で150球完投した2年生左腕栄田人逢の先発を回避し、2年生右腕森柊真が先発のマウンドに立ったが2回2/3を6失点と苦しい投球。後続の投手らも流れを引き戻せなかった。 　1回戦で2桁安打を記録した打線も西日本短大付の投手陣に4安打完封された。森田亮太監督は「序盤で試合が決まってしまい、申し訳ない」と肩を落とした。 　13点を追う最終九回にはチームを支えてきた3年生の山口拓真主将が代打で出場し、左飛に倒れた。「ベンチから楽しんでと声をかけられ、出塁しようと思ったができずに悔しかった」と語り「甲子園で1勝はできた。新チームには甲子園に帰ってきて今年を超えるベスト8を目標に頑張ってほしい」と話した。

伊勢新聞-46分前

第１０６回全国高校野球選手権大会第８日第３試合（１４日、京都国際４－０新潟産大付、甲子園）京都国際は新潟産大付を４―０で退け、西日本短大付（福岡）は菰野（三重）１３―０で大勝した。白球が右翼前で弾む。一塁ベース上で沢田はド派手なガッツポーズを決めた。闘志を前面に押し出した３番打者が決勝となる先制打で、京都国際を３年ぶりの３回戦進出に導いた。 「絶対、三塁走者をかえしてやろうという気持ちで打ちました。めちゃくちゃうれしかったです」 ０－０の七回２死一、三塁の好機で右前へ適時打。「チャンスをゲッツーでつぶしてしまった」と、三回１死一、三塁で遊ゴロ併殺打に倒れた悔しさを力に変えた。 親戚に大日本プロレス所属の関本大介がいる。今大会前には親族のグループＬＩＮＥで関本から「頑張れ」とエールをもらった。幼少期は「おじさんの子供とプロレスごっこして遊んでいた」といい、プロレスを観戦した際には「小さい頃はちょっと怖いなと思っていた」と苦笑い。それでも体を張って死闘を繰り広げる男たちの姿が、目に焼き付いている。 ３回戦の相手は大勝して勢いづく西日本短大付だが「どこが来ても自分たちの野球は変わらない。初回からガンガン攻めていければいい」と力を込めた。頂点を目指し、甲子園という名のリングで戦い続ける。（西垣戸理大）

サンケイスポーツ-1時間前