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2024年度の第106回全国高校野球選手権福島大会は16日、1回戦8試合が行われた。 　2022年に21世紀枠でセンバツ出場の只見が3対2で郡山を破った。 　いわき光洋は8回コールドの8対1で「いわき総合・平商・相馬農」を下した。 　その他、二本松実、福島工、福島成蹊などが勝利した。 　17日は2回戦が予定され、聖光学院‐日大東北の好カードに注目が集まる。

高校野球ドットコム-5時間前

（16日、全国高校野球選手権青森大会3回戦　むつ工1―17弘前学院聖愛） 　エースで、4番で、キャプテン。むつ工の浜中仁太（じんた）主将（3年）は「一人三役」をこなす、チームの大黒柱だ。どんな相手にもひるまない。 　相手は、春の東北大会準優勝の弘前学院聖愛。先発のマウンドを任されたが、「力が入りすぎた」。一回途中に8失点した時点で、右翼の守備に回った。 　4番では意地を見せた。五回、1―17と突き放されていても、一打にかけた。相手エースの鋭い直球を、中前にはじき返して安打にした。 　「投球マシンを5メートル前に置いて練習した、今までの集大成の一打です」 　チームは、むつ養護学校と交流している。冬は大型の野球盤で試合をする「ユニバーサル野球」を体験した。障がいのあるなしにかかわらず、スイッチを使って打撃や投球ができるゲームだ。 　「養護学校のみなさんの笑顔を見て、野球の楽しさを改めて感じました。僕たちもがんばろうと、思い立ちました」 　完敗しても潔かった。「一人ひとりがあきらめない。そんな野球ができました。みんな、成長しました」（渡部耕平）

朝日新聞デジタル-7時間前