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（14日、第106回全国高校野球選手権愛知大会3回戦　西尾東4―1中部大一） 　3点を追いかける五回2死一、三塁。中部大一の1番打者、竹内理斗選手（3年）はベンチ前でいつも通り3回素振りしてから打席へ向かった。「自分が打つしかない」 　普段は3番だが、この日は打順をつなぐために1番になった。谷口春樹監督から「いつも通りの思い切りのよいスイングをしたらいい」と伝えられていた。高めのスライダーを振り切ると、三塁手の頭を越えた。「点が入る」。一矢報いる適時二塁打になった。 　試合は点差を縮められず西尾東に惜敗。竹内選手は「気づいたらあっという間の2年半。でも濃い2年半だった」と語った。（渡辺杏果）

朝日新聞デジタル-22時間前

2024年度の第106回全国高校野球選手権愛知大会は14日、3回戦が行われ、シード校が登場。明暗が分かれた。 享栄は名古屋たちばなの前に1対2で敗れ、春の優勝チームが初戦敗退を喫した。1回に1点を先制するも、追加点が奪えず5回に同点とされた。7回には1点を勝ち越され、反撃は実らずそのまま敗戦となった。 東邦は19対0の7回コールドで岡崎に快勝。7回に一挙10点を奪う集中打を見せた。 中京大中京は、7対4で誉を下した。2対2で迎えた8回に4点を挙げるなど、終盤に突き放した。 センバツ出場の豊川は7対1で愛知啓成を破った。3回に4点を先制すると4回に1点、6回には2点を加えて逃げ切った。 日本福祉大付は7回コールドの7対0で美和に勝利。至学館は5回コールドの10対0で阿久比に快勝した。 西尾東は、4対1で中部大一に競り勝ったが、中部大春日丘は豊橋商に1対8の7回コールド負けを喫した。 ノーシードからの4連覇を狙う愛工大名電は1対0で愛知産大三河に競り勝った。初回に挙げた1点を、144キロ左腕・大泉 塁翔投手（3年）が完封劇で守り抜いた。 その他、大府、星城、成章などが3回戦を突破した。 15日も3回戦が予定されている。

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