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夏の高校野球石川大会は、18日でベスト16が出そろった。元星稜の監督で松井秀喜選手などを育てた山下智茂さんがアドバイザーを務める輪島市の門前高校が金沢商業を7回コールドで破ったほか、能登半島地震で大きな被害を受けた珠洲市の飯田高校も勝ち進むなど被災地の活躍が目立った。

FNNプライムオンライン-13時間前

【全国高校野球選手権広島大会・2回戦　廿日市西11―4向原】（16日、電光石火きんさいスタジアム三次） 　廿日市西はくじけなかった。2度のリードを許す苦しい展開。2―4の四回に打線がつながり一挙8点を奪った。ナインは笑顔で戦い抜き、劣勢をはね返した。 　きっかけは雨天中止となった14日のミーティングにある。沖元茂雄監督の発案で、2014年石川大会決勝の星稜―小松大谷戦のビデオを観賞。8点差を最終回に逆転し、甲子園切符をつかんだ星稜ナインに注目し「負けている場面でも選手たちが笑顔で打席に入っている。これが大事ではないのか」とナインに呼びかけた。 　夏の初戦。緊張でプレーに硬さが出る。序盤は失策も重なって追う展開となった。沖元監督は顔をこわばらせる選手たちに「顔を変えていこうや」とはっぱをかけた。ベンチから「笑顔、笑顔」の声が飛ぶ。 　その思いは四回につながった。打者14人の猛攻で8得点。同点打を放った佐々木愉楽は「笑顔でやろうと思ったら、しっかり打てた」と喜んだ。 　3回戦はシード校の崇徳と対戦。佐々木は「力のあるチーム。笑顔はずっと続けて最後まで戦いたい」とにこやかに意気込みを語った。

中国新聞デジタル-2日前