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第１０６回全国高校野球選手権大会新潟大会（１８日、帝京長岡１０－２新発田農＝７回コールド、長岡市悠久山野球場）打ってもすごい。新潟大会４回戦で帝京長岡のプロ注目右腕・茨木佑太投手（３年）が「４番・中堅」で先発出場し、一回に左翼場外に飛距離１２０メートルの先制２ラン。「しっかり捉えられたし、打球の角度的にも、打った瞬間に入ったなと。これまでも感覚は悪くなかったので、絶対に打てると思っていた」と今大会初安打で波に乗ると計３安打を記録した。 １年夏の決勝。日本文理に延長十一回サヨナラ負けし、マウンドで涙を流す兄・秀俊（２１）の姿をベンチから見ていた。同年秋のドラフトで兄は阪神から４位指名を受け、弟は背番号１を引き継いだ。兄の無念も背負っての最後の夏に「今大会はまだ登板はないが、いつでもいける準備はできている」と言い切る。兄の高３時は１８２センチ、８５キロだったが、佑太は一回り大きい１８７センチ、９２キロ。視察に訪れた巨人・水野雄仁スカウト部長も「あの体だけで魅力」と評した。 ２０２０年４月の就任時に「５５歳までに甲子園！」と掲げた元日本ハムの芝草宇宙（ひろし）監督。来月にその５５歳を迎える指揮官にとって公約実現と、学校として春夏通じて初の甲子園出場まで３勝、そして準々決勝以降を見据えて温存してきたエースのカードを切る。（東山貴実） ■茨木　佑太（いばらぎ・ゆうた） ２００６（平成１８）年５月９日生まれ、１８歳。札幌市出身。手稲中央小１年時から手稲ヤングスターズで野球を始め、手稲中では硬式野球の札幌東シニアに所属。帝京長岡高では１年夏からベンチ入り。最速１４４キロ。高校通算５本塁打。憧れの選手はドジャース・大谷翔平。１８７センチ、９２キロ。右投げ右打ち。

サンケイスポーツ-10時間前

2024年度の第106回全国高校野球選手権新潟大会は18日、4回戦8試合が行われベスト8が決まった。 昨秋準優勝、春優勝の第1シード・帝京長岡は、新発田農を10対2の7回コールドで退けた。3対2と追い上げられた4回に4点、5回に3点を追加して、勝負を決めた。 昨秋優勝、春準優勝の第2シード日本文理は、6対0で三条に完封勝ちした。初回に2点を先制し、3回には7番・宇野 純平捕手（3年）の3ランで5対0とリードを広げると、3人の継投で三条に得点を許さず、快勝した。 第3シードの関根学園は、佐渡に3対4で9回サヨナラ負けを喫した。初回、2回に1点ずつを許したが、5、6、7回に1点ずつを入れ逆転。しかし8回に追いつかれると、9回には犠飛で決勝点を奪われ、競り負けた。 昨夏準優勝の中越は、8対4で糸魚川を破った。1対1で迎えた4回に5点を勝ち越し、逃げ切った。 その他、昨夏4強の北越、十日町、新発田南、新潟産大附が準々決勝進出を決めた。 20日に準々決勝2試合が予定され、北越－帝京長岡、十日町－新発田南が行われる。

高校野球ドットコム-19時間前