Yahoo! JAPAN

◇２９日　第１０６回全国高校野球選手権静岡大会決勝　掛川西７―２聖隷クリストファー（草薙） 　春夏通じて初の甲子園出場を狙っていた聖隷クリストファーはあと一歩で力尽きた。上村敏正監督（６７）は「大きな差じゃないと思う。いろんな部分で向こうに運があったんじゃないですかね。その運を呼び込んであげられなかったのは僕の責任」と振り返った。 　ノーシードから勝ち上がり、夏の選手権では決勝進出も初。井上侑主将（３年）は「変に意識はしていなかったが、何としても行きたかった。ここまで戦ってきたことは誇り」と胸を張った。

中日スポーツ-2分前

◇２９日　第１０６回全国高校野球選手権静岡大会決勝　掛川西７―２聖隷クリストファー（草薙） 　掛川西が聖隷クリストファーを下し、１９９８年以来、２６年ぶり６度目の夏の甲子園出場を決めた。敗れた聖隷クリストファーは春夏通じて初の甲子園はならなかった。 　３試合ぶりの出場となった伏兵が試合を決めた。掛川西は「８番・左翼」で出場した杉山侑生外野手（３年）が２安打５打点の大暴れ。自身も「ここまでは初めて」という活躍でチームを久しぶりの甲子園へ導いた。 　まずは０―１の２回。２死二、三塁で相手先発・袴田の外角直球を捉えて、打球は左中間へ。逆転の２点適時二塁打となった。追い付かれた直後の４回１死満塁でも内寄りの直球にバットを合わせ、今度は右中間への走者一掃の適時三塁打となった。「スタンドが盛り上がっているのが見えた」と塁上でガッツポーズ。試合の流れをぐっと引き寄せ、「準々決勝、準決勝と試合に出られなかった分、１本出してやろう」。悔しさをバネに最高の結果を見せつけた。 　チームも悔しさをバネにした。昨秋は地区予選の初戦で浜松工に敗退。静岡で一番長い冬を過ごし、この日の歓喜につなげた。目標は甲子園ベスト８。杉山は「自分の持ち味はバット。チームを勝たせる１本を出せるように」と意気込んだ。聖地でもその打棒に期待がかかる。

中日スポーツ-11分前