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2024年度の第106回全国高校野球選手権鳥取大会は21日、準々決勝2試合が行われた。 3年連続甲子園を狙う鳥取商が、5対6で昨秋3位の米子北に苦杯を喫した。3対2の8回に同点とされ、延長10回タイブレークに突入。10回表に1死満塁から走者一掃の長打を浴びて3点を失い、その裏に2点を返す粘りを見せたが、届かなかった。 春4強で第3シードの米子東は、3対2で米子西に競り勝った。初回に1点を先制し、3回に1対2と逆転されたが、6回に2対2の同点にすると、7回に1点を勝ち越し、逃げ切った。 23日に準決勝2試合が予定され、米子北－鳥取城北、米子松蔭－米子東が行われる。

高校野球ドットコム-6時間前

（21日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会準々決勝　米子北6―5鳥取商） 　3連覇を狙っていた鳥取商が、準々決勝で大会から去ることになった。 　試合後、球場外でほとんどの選手が泣き崩れる中、段田頼輝（らいき）主将（3年）は冷静な表情で語った。「2年連続甲子園に出て、常に追われる立場。少しも油断出来ず、勝ちきる難しさを感じた」 　仲間とはぶつかり合うこともあったという。だが、「それで絆を深め合えた。この仲間と最高の試合を戦うことが出来て幸せです」。 　この日の先発9人のうち、6人が1、2年生と若いチームだ。段田主将は「来年はまた優勝旗を持ち帰って欲しい」。渡辺達郎監督も「この1、2年生で、また強いチームをつくっていく。今日はそのための『負け』にしたいです」。（奥平真也）

朝日新聞デジタル-8時間前