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【全国高校野球選手権広島大会開会式】 　第106回全国高校野球選手権広島大会が6日、開幕した。午前10時から広島市南区のマツダスタジアムで開会式があり、全90校86チームが参加した。 　入場行進は、前回優勝の広陵を先頭に、ベンチ外となった3年生部員も参加。選手、マネジャー約2千人が、場内を1周した。その後、2018年の西日本豪雨発生から6年となるこの日に合わせ、黙とうをささげた。修道の中垣咲哉主将が選手宣誓を務め、「野球への尊い思いを胸に、甲子園を目指して懸命に戦うことを誓います」と力強く話した。開会式直後の開幕試合は、賀茂―福山工のカード。 　県内の公式戦30連勝中で、4季連続の甲子園を目指す広陵が優勝候補筆頭。6月の春季中国地区大会を初めて制した尾道が続き、ノーシードながら実力のある新庄や広島商も有力だ。順調に日程が進めば、27日に代表校が決まる。

中国新聞デジタル-5時間前

全国高校野球選手権大会（8月7日開幕、甲子園）を懸けた戦いが6日、宮城大会の佐沼対白石工を皮切りに東北各地で開幕する。 　9日に開幕する青森の注目打者は、青森山田の対馬陸翔外野手（3年）。木製バットを操り、今春センバツで5安打。ここにきての成長が著しい。 　　　　◇　　　◇　　　◇ 　木製バットがよく手になじむようになった。対馬が現在使っているのは「ヤナセ」のバット。850～60グラムのメープルバットで重心はミドルと、センバツで使っていた890グラムの鈴木誠也モデル、870グラムの森友哉モデルなどと比べれば少し軽いが、「グラムが軽い。くりぬきが深くて、振り抜きやすいです」。センバツでもいろいろ試した中で、まだ“真の相棒”には出会えていないが、ようやく自身の感覚と合うバットをつかめてきた。 　今春センバツでは2回戦の広陵（広島）戦で2安打、準々決勝の中央学院（千葉）戦で3安打を放ったが、木製の扱いはまだまだ不慣れだった。「木製を使いこなせず、外角を攻められた。もう少しチームのためにできたことがあった」と、センバツ後の練習で試行錯誤を重ねてきた。使い始めた当初は芯で捉えるイメージを重視していたが、経験を積む中で「手首を返さないように心がけています」と、自分なりの答えに行き着いた。朝の練習の前には約20分のティー打撃で手首のイメージを確認するなど、つかんだ感覚を落とし込んできた。 　6月29日の練習試合では第1、2打席で練習用の木製バットを使っていたが、「バットの出し方が合わなかった」と、第3打席から試合用の「ヤナセ」に変えた。途端に右前打で出塁。しっくりくる相棒候補は追加で2本購入した。 　3本の「ヤナセ」で臨む夏、対馬は春に狙われた外角について聞かれると「どのコースでも自信があります」と言い切った。「みんな甲子園でプレーしたいと思っているし、自分ももう1回行って、勝ちたいという思いがある」。春に覚えた勝利の味をもう1度。初戦は13日、八戸高専と八戸北の勝者と対戦する。【濱本神威】 　◆対馬陸翔（つしま・りくと）2006年（平18）12月22日生まれ。青森県青森市出身。小学4年時に野球を始め、青森山田中では青森山田シニアでプレー。中学3年時にはシニア日本選手権で優勝した。170センチ、76キロ。右投げ右打ち。 　

日刊スポーツ-12時間前