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ショパンの楽譜「エキエル版National Edition」のおすすめ
日本エキエル版(全音ライセンス版)が販売されています
ポーランド出版エキエル版は装丁が崩れることあり
日本エキエル版において「翻訳の問題(校訂報告等)」があるとのこと…
翻訳の問題を承知の上で、私は購入をおすすめします
私の師匠Klaus Schilde先生の「校訂報告」参照の仕方
自筆譜Autograph、フランス版
ショパンの生徒Camille Duboisにレッスンの際に書き込んだ指使い
フランス版は、ショパン自身が修正することがあった
ドイツ版は、ショパン自身がチェックすることは出来なかった…(ヘンレ版は、これを踏襲??しているから、ショパンに関しては間違いあり??)
パデレフスキ版に関して
エキエル版と比べて「ペダル(Ped)」(特に「✳︎」の位置)に沢山の違いあり
ショパンが「✳︎」を書く位置の問題。音符の真下か、ちょっと右にずれているか(この場合はレガートペダル)
パデレフスキ(1860〜1941)→偉大なピアニストであり、ポーランドの首相を務めた人物(「大統領」ではないそう…間違った発言をごめんなさい🙏)
「原典版」とは
校訂者の役割、それ次第で「原典版」といっても版によって違いが生じることあり
「スラー」も違いあり(《ノクターン第2番op.9-2》にて!!)
ショパン自身の指使い
エキエル先生の指使いは、必ずしも良いとは限らない…?かも
Start
新しい研究の行き届いたショパンの楽譜。ベーレンライター版、エキエル版、それぞれの特徴
パデレフスキ版
(アスタリスク)の位置が、パデレフスキ版では真下に書いてある場合が多く、ショパンはそう書かなかった。 エキエル版では*の位置が繊細に書かれている
真下に書いてある*は、そこで「ペダルを離す」か「ペダルを踏み替える」か、どちらかの操作をすることになる。(同じ和声のままなのに、ペダルを離したり踏み替えたりする必要は無い。踏み替えてしまうのは和声感の欠如ともなる!?)
11〜17小節、エキエル版ではペダル表記なし。ショパンが「以後同様」と意図した
スラーの問題。エキエル版では長いスラー。パデレフスキ版だは、それぞれのフレーズ毎にスラーが分かれている。
パデレフスキ版の問題は「ペダルPed*」と「スラー」
16小節、カデンツとしての和声進行でまとまっているため、スラーが切れて欲しくない
ショパンの「長いスラー」を書いた意図
雨だれ前奏曲
いきなり1小節目、 パデレフスキ版では④拍目に
音の濁りすら芸術
修道院での隔離生活にて書かれたと言われるこの《雨だれ前奏曲》、ショパンの結核とは!?!?
パデレフスキ版、真下に書かれすぎている
この*の位置は、ショパン演奏における要。ペダルをいかに使うかが大事
井口基成版でもペダル踏み替えとのこと 昔のピアノと今のピアノは違う、だけど昔のピアノでも長いペダルでは濁った音がしていた。これはショパンの芸術的意図ある濁り
4,5小節のスラー
パデレフスキ版が良くて、エキエル版は良くない、エキエル先生は亡くなったから、ポーランドではまたパデレフスキ版で弾く風習に戻ってきた!?という話を聞いたことがあるのですが、楽譜の中身を見れば、この通り、どちらが良いかは分かりましょう。 新しいベーレンライター版とエキエル版がほぼ同じことからも、信頼のおける研究成果と分かる
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