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新しい研究の行き届いたショパンの楽譜。ベーレンライター版、エキエル版、それぞれの特徴
パデレフスキ版
(アスタリスク)の位置が、パデレフスキ版では真下に書いてある場合が多く、ショパンはそう書かなかった。 エキエル版では*の位置が繊細に書かれている
真下に書いてある*は、そこで「ペダルを離す」か「ペダルを踏み替える」か、どちらかの操作をすることになる。(同じ和声のままなのに、ペダルを離したり踏み替えたりする必要は無い。踏み替えてしまうのは和声感の欠如ともなる!?)
11〜17小節、エキエル版ではペダル表記なし。ショパンが「以後同様」と意図した
スラーの問題。エキエル版では長いスラー。パデレフスキ版だは、それぞれのフレーズ毎にスラーが分かれている。
パデレフスキ版の問題は「ペダルPed*」と「スラー」
16小節、カデンツとしての和声進行でまとまっているため、スラーが切れて欲しくない
ショパンの「長いスラー」を書いた意図
雨だれ前奏曲
いきなり1小節目、 パデレフスキ版では④拍目に
音の濁りすら芸術
修道院での隔離生活にて書かれたと言われるこの《雨だれ前奏曲》、ショパンの結核とは!?!?
パデレフスキ版、真下に書かれすぎている
この*の位置は、ショパン演奏における要。ペダルをいかに使うかが大事
井口基成版でもペダル踏み替えとのこと 昔のピアノと今のピアノは違う、だけど昔のピアノでも長いペダルでは濁った音がしていた。これはショパンの芸術的意図ある濁り
4,5小節のスラー
パデレフスキ版が良くて、エキエル版は良くない、エキエル先生は亡くなったから、ポーランドではまたパデレフスキ版で弾く風習に戻ってきた!?という話を聞いたことがあるのですが、楽譜の中身を見れば、この通り、どちらが良いかは分かりましょう。 新しいベーレンライター版とエキエル版がほぼ同じことからも、信頼のおける研究成果と分かる