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音階が出る前に小さな音が出ている「聴き分けられるか?」
三味線の音色の計測結果 音量と周波数グラフ
音色を三つに分解するとわかりやすい ①音の立ち上がり、②音階、③残響(余韻)
音の立ち上がりの聴き分け方法
影響があるのは弦(糸)、撥(バチ)、皮、駒
弦(糸)の太さ、張りと音色の違い
弦(糸)の素材(ナイロン、テトロン、絹)と音色の違い 聴き分け方
快と不快 三味線の音色の根幹は美しい雑味と余韻 このためにも不快な雑音は最小限にしたい 不快な雑音の聞こえ方は3パターン
不快な雑音の原因 人工材、硬いものが擦れる音に多い(弦、撥、駒、合成皮) 音階を強調しすぎた硬い工法
無限の音の世界 正確に知覚できることが大切
三味線の部品と音色 ①音色に影響する部品:上駒、サワリ、弦、棹、駒、皮、胴、撥
上駒と音色
サワリと音色 (山サワリ,東(吾妻)サワリ)
弦(糸)と音色 (絹vsテトロンvsナイロン)
棹と音色 (細棹vs中棹vs太棹)
駒と音色 (竹vs象牙vs水牛+オモリvs紫檀)
皮と音色 (犬皮,四ツ,合成皮 張り方、厚みと音色)
胴と音色
撥と音色 (プラスティックvs木vs鼈甲vs象牙)
三味線の部品と音色 ②条件次第では音色に影響がある:糸巻き、天神(海老尾)、音緒
糸巻き,天神(海老尾)と音色
音緒と音色
三味線の部品と音色 ③音色上は注意が必要な点:音色改善グッズ、金細、綾杉胴
全体と部分と必然性 三味線には400年歴史がある
上達最大の秘訣「深く聞こえること」聞こえる音は扱うことができる
深く聴くために必要なこと(1)正しい知識
音は振動 それを耳と身体で感知している
周波数と音 音階 人の耳で感知できる範囲
同じ「ド」 でもこんなに違う 子供用電子ピアノvsピアノvs三味線
三味線は「倍音(音階:整数次倍音)」と「雑味:非整数次倍音」が出ていることが特徴
三味線の音色の秘密「複雑な倍音」 「複雑さ」は皮とサワリで作られている
深く聴くために必要なこと(2)正しい訓練 耳:聴き耳を立てる 体:体で聴く
聴き耳を立てる方法 何に聴き耳を立てているかが重要
例(1)複雑な倍音に聴き耳を立てる
例(2)良い楽器の聴き分け方「音域の広さ」「重厚感(低音がよく響く、深み)」
体で聴く 体で聴くという観点と方法「意識、重心、呼吸」
音は体に浸透している「音質」
耳では聴こえない音 三味線は耳では聴こえない音も発している それを体が聴いているという仮説
三味線の真の面白さ「自然の音を楽器にこめていること」
自然の音を浴びると
体で聴くことは自分の外と内側をつなげること
まとめ
三味線の胴 目次 (1)胴の役割、(2)種類、(3)胴と音色、(4)モノが教えてくれる
分解された三味線の胴
(1)胴の役割 皮の有無と音色
「音量を決める」小さな胴と大きな胴の音色の違い
「余韻を創る」 弦の音の裏に響く神々しい高音 胴の中の反響を強調した音色
(2)種類 「花梨」「花梨代替」「その他」 胴は大きさが異なる
胴内の形状「丸打胴」「綾杉胴」「その他」
(3)胴と音色 ①表面と奥行き、②胴にできること、③選択肢、④胴内部の形状
①表面と奥行き 音色の違いの一例
①表面と奥行き 音色の違いの解説 音を3分割して捉えるとわかりやすい 「音の立ち上がり」「音が最大になるところ」「残響(余韻)」
①表面と奥行き 音色の違いの一例 その2 表面的な音 雑味と余韻 奥行きのある音
②胴にできること「音量を変える」「余韻をかえる」 楽器の個性は美しい雑味と余韻
③選択肢 100年前と現代の違い「響く構造(古来の胴)」「皮だけで鳴る構造(分厚い胴)」
表面的な音を優先する場合の選択肢 普及している一般的な胴に皮を強く張り響かないようにする(音をハッキリ出す)
奥行きのある音を優先する場合 胴の密度・厚みは創りたい音色次第、水分は低く→ヴィンテージ品
④胴内部の形状「丸打胴」「綾杉胴」どちらがいいのか?
(4)モノが教えてくれる 良い三味線の定義「モノが教えてくれる」
「鳴る三味線」:皮だけで鳴る構造 最大の難点とは
響く三味線」:三味線全体が響くと感じられる構造 「モノが教えてくれる
日本古来の音の捉え方「甲」と「乙」
甲(こう) 甲高い 綺麗で雑味がなくて派手 「音」で空白をうめる
乙(おつ) 乙な声だね 渋くて地味だけど上品 「間」で聴かせる
甲乙つけがたい 三味線が400年親しまれてきた理由
他の和楽器 と 三味線はどうなのか
試奏をすると何が選ばれるのか
三味線選びの実態 試奏も試聴も説明もない商習慣 「甲に偏る原因」
甲に偏った二つの原因 (1)西洋化とエンタメ化 (2)大量生産
甲に偏りすぎた演奏 人にウケそうなこと
三味線にしかできないこと 対立する二事項の両立(統合)
達人の秘密 間で聴かせる 達人風の人のと違い 小手先
単なる上手の先にある世界 三味線の美意識 甲乙が幅広く表現されている 間は魔 音と間の両立こそが熟練の証 奥の深い表現