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イントロ 中津川市の小学校に飾られた富士山の絵
富士山の絵を描く岐阜の鈴木道郎さん(87)
約200点以上の富士山を描き続けた思い
米軍撮影の沖縄戦 その思いは72年前の戦争
三重海軍航空隊に入隊した鈴木さん
特攻の選抜に合格 250人中9人
特攻隊員として死ねるのは最高の誉れ
特攻訓練のため神奈川県横浜へ
竹竿と潜水服で爆弾を抱えた人間機雷「伏龍」
訓練中に多くの仲間が犠牲に
少年たちの悲しい寝言
三重県にも特攻志願した少年が
棺おけに入る練習や!毎晩
命と引き換えのベニヤ板ボート
志願したのは三重県の高羽明さん(90)
長崎の基地で特攻ボート「震洋」の訓練
毎夜の訓練は「棺おけに乗る練習!」
特攻に憧れた17歳の少年と父の思い
「伏龍」の訓練で次々と仲間を失う鈴木さん
鈴木さんを支えたのが富士山
「伏龍」はどんな役割を果たしたのか
「これでは日本か勝てない!」終戦の一因
かつては訓練場だった海岸で楽しむ若者たち
今の若者たちの声
エンド
イントロ 撃ち落とされる特攻機。
元特攻隊員「特攻隊は最高の栄誉」
元特攻隊員「若者が特攻で人々を守るため立ちはだかるのは当然」
元特攻隊員「棺おけに入る練習や毎晩」
特攻とは、必ず死んでしまうと言う必死の攻撃。多くの若者が特攻で亡くなった。
75年前、戦友(若者)たちを見送った人の思い。
2019年・岐阜県可児市でおじいちゃん、飯田一さん(94)と出会った。
飯田さんは、15歳で海軍航空隊・予科練に入隊。
当時、少年たちは大空に憧れ、飯田さんもそのひとり。
でも現実は、憧れとはほど遠く、毎日、木の棒で叩かれました。
飯田さんが入隊した土浦海軍航空隊には、当時、15歳から17歳の少年が訓練を受けていました。
予科練を卒業した飯田さんは、一式陸上攻撃機の乗組員になりました。
一式陸攻は、人間ロケット『桜花』を吊り下げて飛んでいました。
アレ(桜花)は、使うべきじゃ無かった。
『桜花』約1,2トンの爆薬を積んで敵艦に体当たりするための小型機。
桜花は、敵艦に飛び込むことが目的の特攻兵器。帰還して着陸するためのタイヤはありません。
桜花のパイロットが、特攻する時の表情が75年以上たっても忘れられないという飯田さん。
桜花は、わずか10秒ほどで燃料は燃え尽きるため、敵艦に接近してから切り離され、搭乗員もろとも爆発します。
桜花の搭乗員をはじめ、60人あまりの戦友を見送った飯田さんは、台湾で終戦を迎えました。
当初、約2万4千人いた予科練出身者は、約5000人になりました。
2020年8月、新型コロナのため飯田さんに面会できませんが、メッセージをくださいました。
飯田さん「勝っても負けても戦争というものは得るものがないです」
多くの若者が命を落とした戦争がありました。
飯田さん「若くして散っていった戦友のことが、生涯忘れることができません」
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